風間俊介が主演を務める月曜プレミア8『横山秀夫サスペンス ペルソナの微笑』（テレビ東京系、20:00～）が１月23日に放送。心に闇を抱えた主人公・矢代勲を演じる風間の2面性のある演技に、ネット上では反響が見られた（以下ネタバレが含まれます）。
矢代が所属する山梨県警強行犯捜査係第一班は、“笑わない男・青鬼”こと朽木泰正（仲村トオル）が班長を務める班。そこで一人、へらへらと笑みを浮かべる矢代は「にやけすぎ」と周りから言われる変わった男だった。
そんな第一班に、ホームレスが青酸カリを飲んで死んだという事件報告が入り、朽木は16年前に起きた未解決殺人事件との関連性を疑いはじめる。関連性は薄いと理解しつつ、朽木は矢代を連れて事件現場へ。矢代は16年前の事件を引き起こす鍵となった息子・阿部勇樹（須賀健太）に、自分と似たものを感じていた。
矢代は子供のころ、誘拐殺人事件の犯人と接触し、意図せず脅迫文の作成に協力してしまった過去を持っていた。そのせいで一時期声が出せなくなり、無理して笑顔を作っていたのが、今も道化を演じる理由だった。
ニュースで事件に利用されたことを知った矢代は、誰にも言い出せないまま「10年後にまたここにおいで」という犯人の言葉どおり、神社を訪れる。しかし、神社に行った理由は、自分を利用した犯人を殺すためだった。だが、犯人は現れず、矢代は言葉にできない感情を抱えたまま、でたらめにナイフを振り回す。何度も地面にナイフを突き刺し、自分の中にある殺意を露わにした矢代は、警察へ通報。10年前ことを電話に出た朽木に告白する。矢代が関わった事件は犯人の事故死によって幕を閉じたが、その過去から、矢代は刑事になることを決意したのだった。
にこやかな矢代が豹変した姿に、ネット上では「演技に見入った」「風間くんの闇のある演技がすごい！」「見応えがある」といった反響が見られた。
