5月7日放送のカンテレ『マルコポロリ!』で、今回をもって番組レギュラーを卒業するニッポンの社長・辻さんが、ゲストとして登場するたびに大盛り上がりとなるランジャタイについて、密かに思っていたことを打ち明けました。
今回の番組は「ありがとうニッポンの社長笑いと汗の卒業スペシャル」と題し、約1年半レギュラーを務めたニッポンの社長・辻さん、ケツさんが番組に残した爪痕を振り返ると共に、去り行く2人を“在校生”の関西のお兄さん方が叱咤激励しました。
冒頭でMCの東野幸治さんから「東京に行って頑張るということですよね?」と尋ねられ、「何もコツをつかむことないまま卒業です(笑)」と実感を込めて語る辻さん。
それを聞いた東野さんは「このマルコポロリでコツつかんでも、なんにも先ないよ」と謙遜を交えフォローしますが、相方のケツさんが「それはこっちもわかってるんです。ここの経験が生きることはないんですよ」と語ると、突如表情を変え「こっちはシャレで言うとんねん!勉強したらええやないか!(笑)」と開始早々揉めだす卒業生と在校生。
ケツさんにめっぽう厳しいほんこんさんが、隣に座る月亭方正さんに「何やあいつ…」と漏らすと、方正さんが「めっちゃ怒ってはる(笑)」と、早速ご意見番の逆鱗に触れたと報告。すると、ほんこんさんは「東野さんは優しいからええけど、俺はホンマにガチでムカついてんねん!」と、はなむけのブチ切れを見せていました。
また、手元の資料に目を向けた東野さんが「ゲストにちょいちょいランジャタイが来るじゃないですか。辻くんは、彼らが来た時は心の中で『はよ終われ』と思ってたの?(笑)」と水を向けると、「ああいう芸風は羨ましいですし、東野さんも楽しそうやし、番組としてむっちゃ当たりの回になるじゃないですか。ただ、TVerとかでもお笑いファンが見るようになって、結構そういう時、『ニッポンの社長何もしてへん』とか言われるんですよ(笑)」と辻さん。
「でも僕らの芸風的に、行ってもちょっと…と。だからもう『はよ終われ…、ハネずに終わってくれ…』って思ってました(笑)」と続けるとスタジオはドッと沸き、東野さんは「そりゃ、それぞれがやっぱり今から頑張っていかなあかんっていうところだからね」と、特に若手芸人たちにとって番組は戦いの場でもあるからと納得していました。
一方、これまで同番組で計10回も放送されたケツさんの“浮気ネタ”について、東野さんから「OAやめて下さいとはスタッフの人には言わなかったの?」と尋ねられ、「スタッフさんは『使っていいんですか?』って聞いてくれたんですけど、僕はもう使って下さいって」と、芸人として覚悟を決めたというケツさん。
「なかなかホンマは使ってほしくないけど、あんまり強くも言われへんし」と察する東野さんでしたが、ここで辻さんが「いや、多分使ってほしかったと思うんです(笑)。それまでなかなか番組に馴染めてない中で、それで皆さんが笑ってくれはって」と、ケツさんはむしろ浮気ネタで手応えを掴んでいたのではないかと指摘。
「いつも全然喋れなくてトボトボ帰るんですけど、ホンマにその時は胸を張って帰っていきました。ハネた~!って」と続け、東野さんから「ちゃうちゃう!浮気してるだけや!」とツッコまれるも、ここでもなぜか満足そうな表情を浮かべるケツさんだったのでした。
(関西テレビ5月7日(日)13時59分から放送『マルコポロリ!』より)