味の向こう側を引き出せないか――店とスタッフの信頼関係が肝に『オモウマい店』100回!ヒロミ&バイきんぐ小峠インタビュー

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味の向こう側を引き出せないか――店とスタッフの信頼関係が肝に『オモウマい店』100回!ヒロミ&バイきんぐ小峠インタビュー
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ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(中京テレビ・日本テレビ系、毎週火曜19:00~)が7月11日に放送、及び民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて無料リアルタイム配信される。また、この日は放送100回目。MC・ヒロミ、進行・小峠英二バイきんぐ)のインタビューが到着した。

同番組は、“グルメ馬鹿”なスタッフが日本全国を駆けまわり、オモウマい店を発掘するバラエティ。この日は、伊集院光ヒコロヒー金城碧海佐藤景瑚JO1)がゲスト出演する。

100回目となる今回は、人気スパゲティ店「夢の中へ」の閉店までの日々に密着。店主夫婦がお店をはじめた経緯や創業時の野望、営業最終日の様子、そしてあの“エアコン”のその後も――。

静岡県沼津市にあるスパゲティ屋さん「夢の中へ」。いつも2人乗りバイクで通勤する店主夫婦を中心に、創業から38年間ずっと同じ場所で営業を続けてきた。番組とお店との出会いは、2年前の真夏――スパゲティの種類の多さとその美味しさ、そしてゼリーやドリンク、ポップコーンなどを次々とサービスする気前の良さに惹かれ、密着取材を開始。

しかし、取材当日の開店前、お店のエアコンが故障してしまうアクシデントが。前途多難な出足であったが、それでもお客さんのためにお店を開け、40度を超える厨房の中で必死に調理を続ける店主の「ヤケのヤンパチ」精神が感動を呼び、放送直後からさらに行列が長くなる超人気店に。エアコンに向かい、救世主として手を合わせる人が続出し、まるで「神様」のように祀られるようになる。その後も客足は途絶えなかったものの、入居しているビルが老朽化のため退去をすることに。さらに移転をせずに閉店することを決断する。

それからは閉店まで、継続的にお店を取材。行列はさらに長くなる中でも、店主はいつも通り、手際よくスパゲティを仕上げていく。250gの麺に8時間煮込んだ自家製ミートソースをかけ、さらに130gハンバーグをのせた“ミートハンバーグ”(1020円)、マッシュルームとタマネギ、ツナを炒めて麺と絡め、その上に半熟玉子と自家製ミートソースをかけた “ミートスクランブルエッグ”(860円)、「めっちゃうまくて、世界一おいしいナポリタン!」と常連さんが太鼓判を押す“ナポリタンたまご”(810円)……など。お客さんたちはそれぞれの思いを抱きながらメニューを注文する。そして徐々に近づいていく閉店日。取材を終えて帰路につこうとしていたスタッフに、店主から連絡が。急いでお店に戻ると、そこには、なんと小峠の姿が――!

<ヒロミ&小峠英二 インタビュー>
――100回を迎えての感想。

ヒロミ:皆さんに見て頂いたり、楽しみにしていますと言われたりするので、これはスタッフさんのご苦労というか、頑張りでここまで来ていると思いますので、100回目も期待してください。面白いです。ここから先まだあると思いますが、本当によくぞこんだけ100回も色々なお店を見つけたなと思います。

小峠英二:100回、2年くらい。あっという間でした。こんなに知らない間にやっていたんだ、という感じ。最初はただ面白いなという感じだったのですが、色々変化もしてきて。感動にいったり、白線の薄い店とか花がある店とか。色々な手を変え品を変え、よくこんなにも見つけてくるなというのが率直な意見です。これは、スタッフさんの頑張りようとしかいえない。店主さんの素晴らしい人間性というか……それに尽きると思う。色々大変でしょうけど、もっと色々なお店を見させていただければと思います。

――色々な店があるが、それぞれ特に印象深い店は?

ヒロミ:印象深いのは、始まって1回目の“鈴子ちゃん”。「騒ぐんじゃねえ」っていう。あれを見た時に、ちょっと驚きというか。久々というか、初めてくらいの、「こんな面白いのあるんだ」というのを小峠と話して。それが放送になり、皆さんに見て頂いてっていうときに、「あ、なんかすごい番組だな」というのは思いました。鈴子ちゃんと出会ってなかったら、『オモウマ』もここまで最初にバーンといかなかったんじゃないかなと思いますね。

小峠:帰りに絶対、はく製やバッファローの角といった色々なものをくれる、あの店主は面白いですね。毎回流れが一緒なんですよね。一回店の奥に入っていって、すりガラスから見えるんですよ、なんかもぞもぞ。あの瞬間が非常にワクワクするといいますか。想像を超えるんですよね、毎回。そこが印象的です。

ヒロミ:本当に必要なものを、「これ惜しいけどあげる」って言っているのか、本当に要らなくてあげているのか……分からないけど。

(一同笑い)

――地方のお店を紹介する色々なグルメ番組がある中で、突出してこの番組が支持されている要因を教えてください。

ヒロミ:タレントさんがお店に行くわけでもないし、僕らが行くわけでもないので、今まで100回やっても僕らは店主さんに会ったこともない……っていう番組で。それに、スタッフが1、2週間、ないしもっと長く行って、その人の家に泊まらせてもらって。まあ泊まってけっていう(提案があるのかもしれないが)……でもそれで泊まれるスタッフもすごいし。

コメントでもよく出ているんですけど、これ、放送されるかどうかはわからないんですよ。取材をしてる最中は。で、それも伝えて取材をさせてもらっているんです。なので、店主さんたちは、たまに放送でも言ってる人がいますけど、もう放送なんかしなくてもいい、できなくてもいいと。放送されなくてもあなたと出会ってこの何週間か楽しかったとか、その感じになるっていうのが、多分他だとやっぱり取材に行ってもそんなに長いこと取材できないでしょうし、今までやってきたテレビの作り方とちょっと違う作り方というか、接し方というか。その人とADさんたちスタッフの信頼関係ができて成り立ってる番組って感じですね。

小峠:グルメ番組っていうのは多々あるとは思いますが、グルメのもう一個向こう側というか、そこの店主さんの人間性にスポットを当てたのが、やっぱり斬新だったんじゃないかと思いますね。多分今まで『オモウマ』に出た店で、他の番組に出たところもあると思いますが、出てきた料理がおいしいかおいしくないか、その値段がいくらか、安いか安くないかっていうところしか視点がなかったところを、作ってる店主の人間性、歴史、お店のバックボーンとか、どうやってこの店ができたとか、何に苦労したかとか、やっぱりそこまで切り込んだというのが、心に刺さったのではないでしょうか。

でもそれが何でできたのかというと、ヒロミさんも仰っているように、その店主さんとの信頼関係がないとそこまで引き出せることができなかったと思うんです。スタッフさんの踏ん張りというか……。なんとかして“味の向こう側を引き出せないか”っていう、ガッツがないとなかなかできないとは思いますね。そこも伝わってるのではないかと思います。

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