W杯にも負けないJリーグを沸かせたプレーを表彰!勝村政信も「永遠に残る」と絶賛

公開:

12月17日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:25~)では、「FOOT×BRAINアウォーズ」を開催。芸能界随一のJリーグウォッチャーとして知られる平畠啓史をゲストに迎え、今季のJリーグを盛り上げた人物を表彰した。

カタールW杯でドイツとスペインを撃破し、2大会連続のベスト16入りを果たした日本。世の中がW杯一色に染まったが、日本代表の長友佑都は「日本サッカー発展のためには、Jリーグをもっと盛り上げないといけない」とも発言していた。日本が世界でさらなる結果を出すには、これまで数々の名選手を育んできたJリーグが大きなカギとなる。

今季のJリーグは、サポーターの声援を背に、横浜F・マリノスが3年ぶり5度目のJ1制覇。一方、清水エスパルスとジュビロ磐田の降格が決まり、来シーズンはJ1の舞台から初めて静岡のクラブが消えることになる。

森香澄アナウンサーから今シーズンの感想を聞かれたMCの勝村政信は、「いろんな選手が海外に行ったりして、いろいろとチームが変わっていく中で強いチームがまた出てきたりして、楽しいJリーグでしたね」と総括。平畠も「サガン鳥栖とかサンフレッチェ広島とか、ゲームを見ていて面白い、特徴的なチームもいくつか出てきている」と分析した上で、「スタジアムに声が戻ってきたのが良かったなと思っています」と、声出し応援が解禁になったことを喜んだ。

そんな今季のJリーグを、番組では複数の部門で振り返る。Jリーグに衝撃を与えたプレーを表彰する「世界でも稀⁉ 超レアプレー部門」では、大宮アルディージャ、横浜FC、名古屋グランパスエイトからノミネートされた。

大宮アルディージャから選出された栗本広輝は、こんなレアプレーを披露している。J2第6節では、大宮の守護神・南雄太が負傷し、控えの上田智輝がゴールマウスへ。しかし、上田もボールを蹴る際に膝を負傷してしまう。試合はすでに後半に突入。控えのキーパーが不在の中、白羽の矢が立ったのが、スタメンのMF・栗本だった。サッカーへのひたむきさと、強靭なメンタルを理由に抜擢された栗本は、この日がJリーグ初出場だったにも関わらず、キーパーデビューまで飾り、本職のようなパンチングで大宮の勝ち点1に大きく貢献。フィールドプレーヤーがデビュー戦でキーパーを務めるという超レアな出来事に、勝村も驚きながら、「今回、大宮は危なかったじゃないですか。ギリギリで残留したんですけど、この1ポイントがもしかしたら残留の決め手になった可能性もあると考えたら、ものすごい殊勲選手ですよ」と褒め称えた。

さらに勝村は、J2第3節で横浜FCの山下諒也が魅せた靴下でのシュートも絶賛。山下は、競り合いの中でスパイクが脱げてしまい、やむなく靴下のままシュートを放って、見事ゴールを決めている。

しかし、最終的に大賞に選んだのは、J1第24節で名古屋の選手たちが決めた股抜き2連続ゴールだった。決め手は「エロすぎるゴール」と称されたことに、森アナが冷静にツッコんだ「視聴率が取りたいんでしょうね」という一言。勝村は「最初は横浜FCにしようと思ったんですよ。でも、視聴率が取りたいというあの言葉に胸がキュンとなってしまいまして」と弁明しながら、「横浜のあのゴールは永遠に残ります。だからあえてこれにしました」と理由を説明した。

続く「ファンをザワつかせた審判部門」では3名の審判員がノミネート。その中でも特に、佐藤誠和レフェリーに注目が集まった。J1第24節の川崎フロンターレVS横浜F・マリノスでは、試合が白熱し、主審が負傷してしまうというアクシデントが発生。そこで急遽主審を任されたのが、第4審判の佐藤レフェリーだった。この試合がJ1での主審デビューとなった佐藤レフェリーは、試合終了までの20分間、毅然としたレフェリングを披露。審判団4人のチームワークで、試合をコントロールした。

他にも、丸い形のレッドカードを出した審判や、ラインを割りそうなボールを思わずトラップしてしまった副審などがエントリーされたが、勝村が大賞に選んだのは、大一番で主審をやり遂げた佐藤レフェリーだった。

勝村は「持ってると思うんですよ。初めてJ1で笛を吹いた試合が、今回の1位2位を争い続けていたチームの試合だったし、そこでいきなり笛を吹けるってなかなかないじゃないですか」と、佐藤レフェリーの運の良さを強調。平畠も「やっぱり持ってるってすごい大事でしょうね。これだけみんなに注目されるゲームでもありますし」と同調した。

そして、昨年同様に、今回もJリーグを知り尽くす平畠による「平畠賞」を発表。平畠が選んだのは、9月18日に行われたFC東京VS京都サンガF.C.の試合で、女性として初めてJ1の主審を務めた山下良美レフェリーだった。山下レフェリーは、カタールW杯でも日本人女性初の審判団に選出され、W杯の大舞台で6試合、第4審判を務めている。

平畠が「山下さんの活躍を見て、私も審判になってJリーグで笛を吹きたいという女性がどんどん出てきたら面白いと思います」と期待を寄せると、勝村も「でも本当に増えていきますよね」と共感していた。

画像ギャラリー

PICK UP