重岡大毅“北”、入山法子“彩女”の本心に気づく「切ない」

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重岡大毅“北”、入山法子“彩女”の本心に気づく「切ない」

ジャニーズWESTの重岡大毅が主演を務め、入山法子と共演するドラマ24『雪女と蟹を食う』(テレビ東京系、毎週金曜24:12~)の第3話が、7月22日に放送。旅を通じてお互いの深い部分に触れあう様に、ネット上では「2人の抱えているものが重すぎる」「切ない」といった反響が寄せられた(以下、ネタバレが含まれます)。

ヤングマガジンに連載されて人気を博した同名コミックを『ミッドナイトスワン』や『全裸監督』の内田英治監督がドラマ化。冤罪によってすべてが狂ってしまった男と、謎多きセレブ妻の奇妙な2人旅がロードムービー調で描かれる。

冤罪で捕まり、家族や親友、恋人、仕事まで失い人生に絶望して自殺未遂を図った北(重岡)は、死ぬ前に蟹を食べるため、強盗に入った家の人妻・彩女(入山)と車で北海道を目指す。ところが、道中で彩女が体調を崩しつらそうにしている姿を見て、北はふと自分のつらい過去を振り返り、理不尽だと思ってきたことは、全て自分が他人にしてきたことの報いだったのではないかと思い始める。

山形・銀山温泉に到着してもなお苦しそうな彩女に、北が何か欲しいものはないか尋ねると、キスをしてほしいと彩女。北はお安い御用だと言い唇を重ねる。具合が悪くなってから彩女が婚約指輪を付けていることが気になっていた北に、彩女は「私にとって婚約指輪はお守りみたいなもので」と説明。婚約指輪を付けていたあの頃が一番幸せだったと語る彩女だったが、「そんな過去の思い出を牛みたいに反芻してバカみたいですよね」と言い指輪を外す。

熱が上がり咳き込む彩女を心配する北の様子に、誰かに看病してもらうのはすごく久しぶりだと吐露。小説家の夫・一騎(勝村政信)はほとんど家にいないと聞かされた北は、彩女の結婚生活が孤独そのものであったことを思い知る。そして、これまでの彩女との激しい逢瀬は、享楽ではなく死を意識した自暴自棄だったのだと気づくのだった。

翌日、体調が回復した彩女の運転で青森港を目指す2人は、北の提案で北海道のガイドブックを買うことに。北が1人書店に入ると、偶然、一騎の小説を目にし購入。一騎の作品は、貧しい小説家の主人公とその若くて美しい妻との生活をモチーフにした短編集で、彩女の結婚生活が決して幸せなものではないと想像できる内容に北は複雑な思いに駆られる。

いつもとは違う北の様子に気づいた彩女に、北は「彩女さんて死ぬつもりで俺についてきた?」と胸につかえていた思いを確認。彩女は今頃気づいたのかと驚きながらも、太宰治の作品「斜陽」になぞり、「私は夏の花が好きだから夏に死のうと決めているんです」と告白する。

ネット上では、北と彩女の心情が描かれたストーリー展開に「2人の抱えているものが重すぎる」「切ない」「引き込まれた」などの反響が寄せられた。

次回第4話は、7月29日に放送。2人は函館へ向かうフェリーに乗り込む。

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