坂口健太郎と杏がW主演を務める月9ドラマ『競争の番人』（フジテレビ系、毎週月曜21:00～）の第2話が、7月18日に放送。ネット上では、坂口演じる小勝負勉のある台詞に胸を打たれる人が多くいた（以下、ネタバレが含まれます）。
原作は新川帆立の同名小説。公正取引委員会を舞台に、天才で理屈っぽい小勝負と、実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓（杏）ら第六審査・通称“ダイロク”の面々が、談合や価格カルテルなど不正を働く企業の隠された事実を、あの手この手であぶり出していく。
「ホテル天沢」のホテル長・長澤俊哉（濱津隆之）が退職していた。白熊と小勝負は彼に話を聞こうと栃木の自宅に向かうが、門前払い。せっかくだからと、小勝負と別れた白熊は、花屋いじめで苦しむ「フラワーショップ石田」へと向かった。そこで違法植物を販売していることに気づく。違法だと気づかずに売っていたということであれば罪にはならないから警察に申し出て、花も回収するべきだと伝えた。すると石田七瀬（野村麻純）は、返金もできないほど台所事情がひっ迫しているため「見逃してほしい」と懇願。白熊は何も言えなくなってしまう。
その後、匿名の通報により、警察が同店を捜査すると違法植物が見つかった。七瀬が「自首するつもりだんですが、白熊さんにこっそり処分すればバレないって言われて……」とウソの証言をしたため、白熊も連行されてしまう。彼氏で刑事の大森徹也（黒羽麻璃央）が動いてくれたため、白熊は事なきを得た。
後日、経営に行き詰まっていた同店は、天沢グループの傘下へ。小勝負は、今回の件しかり、「ホテル天沢」の専務・天沢雲海（山本耕史）の殺人未遂の容疑者となった七瀬の夫・正樹（武田航平）しかり、雲海にはめられたのだと伝える。帰り際、七瀬から謝罪された白熊だったが「気にしないでください」と返した。
七瀬の立場を考えたら怒れないという白熊に「お人好しだな」と小勝負。白熊は、戦うことは本当にいいことなのか、強い人が勝って弱い人が負ける世の中でいいのかと問うと、小勝負は「ずるした人が勝つ世の中よりはいいでしょう。人には怒らなきゃいけないときがあるんだよ」と語りかけた。
ネット上では、“怒らないといけないときがある”という小勝負の言葉に「深い」「響く」「伝わってくる」との反応があった。
次回第3話は7月25日に放送。長澤の手により、小勝負と白熊はホテルの書庫に監禁されてしまう。
