自分の宿の温泉「毎日入る?」なかなか聞けない温泉旅館の“女将の裏側” あるあるは『休みに他の温泉地』

公開: 更新: カンテレTIMES
自分の宿の温泉「毎日入る?」なかなか聞けない温泉旅館の“女将の裏側” あるあるは『休みに他の温泉地』

 1112日午後、カンテレの『ウラマヨ!』に、日本三名泉にも選ばれている名湯・有馬温泉の旅館の女将3人が登場し、MCブラックマヨネーズ吉田敬さん、小杉竜一さんと、高橋みなみさんが“こんな時にしか聞けない女将さんの裏側”について直撃しました。
 今回の番組は「秋の有馬温泉 湯けむりミステリー」と題し、約1400年の歴史を持ち、鉄分を多く含んだ赤褐色の金泉と、無色透明な炭酸泉の銀泉の2種類の温泉が楽しめることでも有名な有馬温泉をロケSPとして特集。
 そんな人気温泉地で旅館の女将として働いているのが、「元湯 龍泉閣」の當谷麻矢さん、「御所別墅」の金井良宮さん、そして「ねぎや陵楓閣」の増田友さん。
 小杉さんが「普段から皆さん交流はあるんですか?」と尋ねると、當谷さんは「はい。結構お仕事の悩みを相談したりとか、普段から色んなお話をよくしています。同じ悩みを持つ者同士で(笑)」と、仲の良さそうな3人。
 誰もが気になる「金泉は皆さん毎日入ってるんですか?」との質問に、「毎日は入らないです(笑)」と當谷さんが答えると、「あっ!そうなんですね」と驚く小杉さん。「自分用のを引いてるわけじゃないんですか?“マイ金泉”を」と続けたのに対し、「すごくメンテナンスが大変なので、そんな贅沢は出来ないです(笑)」と笑って否定されていました。
 そこで、たかみなさんが「でも私達よりはやっぱり入れる頻度は多いですよね?」と切り込むと、金井さんは「休みの日とかは入ります。月2回くらいですね」、さらに増田さんに至っては、「近くにあり過ぎて全然入らないんです(笑)。2年以上入ってない感じです」とまさかの低頻度。これに3人は驚きの声を上げ、中でもたかみなさんは「私だったら毎日入りますよ、絶対入る!」と、役得で温泉を日々満喫すると断言していました。
 また、小杉さんが「女将さんのお仕事って休みとかあるんですか?」と聞くと、「私たちは家族経営の様な感じなので、旅館を休まないと自分達が休めないんですよね。なので毎週休館日が一応あるんですけど、それでも電話番をしたりとか、お客様がいない時しかできない仕事をしたりとか、色々してます」と當谷さん。
 続けて吉田さんから「このお仕事をやられてから、例えば5連休とか取った事ありますか?」と尋ねられると、「新婚旅行だけです。家族旅行も子供達が大きくなってからはないですね」とさらり。
 増田さんも状況は同じで、「やっぱり長期の休みはあまりなくて、23日ぐらいで他所の温泉地に行って、ちょっと勉強しに行くとか。旅館に泊まる事が多いです」と語り、小杉さんは「温泉旅館休んで、温泉旅館泊まりに行くんですか?」とビックリ。
「遊びに行くのは、結局温泉旅館になります。お互いにお話をしたり…。意外と温泉旅館同士はありますね」と、“女将あるある”だと金井さんが明かすと、當谷さんも「レポート書けそうなくらい勉強します(笑)」と頷き、「いや、もうそれ仕事ですやん!」と小杉さんからツッコまれていました。
 吉田さんが「温泉旅行とか行っても、単純に『あぁ気持ちええな~』では済まないわけですよね」と女将としての立場を推し量ると、「やっぱり色々見てしまいます。自分のところに置き換えて、『こうできるかな、ああできるかな』って言う風に考えてます」と増田さん。
 休みの日でも、よりレベルの高い“おもてなし”のため努力を欠かさないという有馬温泉の女将たち。そのプロ意識に感心しきりの3人だったのでした。

(関西テレビ1112日(土)午後1時放送『ウラマヨ!』より