『D.U.N.K. Showcase』ライブ写真と感動&熱狂ライブリポートが到着!

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幕張メッセに約1万6000人の観客を集めたDAY2。オープニングアクトにはX JAPANYOSHIKIが手掛けたオーディション「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」の合格者で構成される、13人組ユニット:XYが、ダンスボーカルグループン8名にバンドボーカルのカルマとGai(ガイ)を加えた10人編成で登場し「Crazy Love」を披露。その可能性の高さをアピールする。

そしてSKY-HIの「デビューから3か月でこんなクオリティを出せるグループがいるかい?」という呼びかけから、ステージにはオーディション番組『&AUDITION - The Howling -』を通して結成された、多様な9人によるグローバルクオリティのパフォーマンスと圧倒的なビジュアルで世界から注目を集める&TEAMが登場。ヒップホップ調のグルーブ感あふれる「Scent of you」や、可愛らしい振り付けを会場一体となって踊る「Melody」と、、そしてTikTokでのダンスコラボが話題の「バズ恋(BUZZ LOVE)」そのバラエティの豊かさには、これからの活動の広がりをしっかりと期待させられる。

東京ゲゲゲイBE:FIRSTRYUHEIによるコラボでのダンスパフォーマンスに続いて、BALLISTIK BOYZがステージに。海外でもその活躍を広げる7人組ボーイズグループである彼らは「VIVA LA EVOLUCION」など、力強くタフなライブを展開。MCに続いて彼らの代表曲である「ラストダンスに BYE BYE」や、BALLISTIK BOYZ 楽曲をメドレーで披露し、ラストはタイのアーティスト:TRINITYと共に制作された「Drop Dead」を日本初披露。そしてBALLISTIK BOYZのステージにBE:FIRSTのMANATOが呼び込まれ、ともにニューヨークに留学し、寝食を共にしていた深堀未来砂田将宏と共にEXILE「道」を披露。同じ道から始まり、いつしか変わっていった道が、『D.U.N.K.』という場所で再び結びついた中で、「この道 未来へ続く」という歌詞を万感の思いを込めて歌う3人。「昔の自分では成し得なかった願いが叶ったことに感謝しています」という言葉には大きな拍手が上がる。

ShowMinorSavageのライブに続き、スクリーンにはBE:FIRSTのRYOKI司会のバラエティコーナー「踊る! RYOKI御殿!!」が映し出される。トークメンバーにはBE:FIRSTからMANATO、超特急からユーキ、マサヒロ 、BALLISTIK BOYZから加納嘉将海沼流星が出演し、そのくだけた内容には会場からは笑いが起きる。

そしてステージには三浦大知などの振り付けを手掛け、SKY-HIとも縁が深いパフォーマンスチーム: s**t kingzが登場。スキルフルなダンスパフォーマンスで会場をs**t kingzの世界で彩っていく。また制作から2年越しにライブパフォーマンスされた「Oh s**t!! feat.SKY-HI」では、「s**t kingzがいま現在のダンスシーンを作ってるということを伝えたかった」というSKY-HIの言葉どおり、互いへのリスペクトの深い2組ならではのタイトさが印象に残る。ラストは花道を駆け抜けながら「WINNING」を披露し、ダンスする喜びを伝えるs**t kingz。10月にダンサーとして初となる武道館公演を行うというアナウンスには、会場から期待の拍手が上がった。

そしてBE:FIRSTからSOTASHUNTODa-iCEからHAYATE、超特急からユーキ、マサヒロ、昨年結成のユニット:Maison BからSHOYAが登場し、s**t kingzを含めた総勢10人でBMSG ALLSTARS「New Chapter」をダンスで表現し、会場の熱気をさらに高めていく。

続くSKY-HIは「俺の使命はあなた達を踊らせることなんだ!」という言葉から「Happy Boss Day」や「Double Down」と展開し、彼がアーティストとして、BMSGを立ち上げたレーベルオーナーとして、「D.U.N.K.」を生み出した主宰者としての思いを、曲間のMCとともに表現していく。そして「俺はあなたの人生を一生かけて応援します。それが自分の音楽家としての使命です」というメッセージから「To The First」を披露し、「あとは任せたぜ」という言葉を残しステージを後にした。

その言葉を引き受けるのはBE:FIRST。ステージに7人の影が浮かび上がり「To The First」の歌詞を引き継ぐように歌うと、客席からは大きな歓声が上がり、ライブは「BF is…」に流れ込む。リードを取るメンバーにスポットライトがあたり、メンバーごとの存在性や「個」の強さを表明する「BF is…」から、ユニゾンでのダンスを含め「集団」としての強さを形にする「Boom Boom Back」という流れによって、「BE:FISRTの持つ総合的な強さ」をオープニングからステージングを通して表明する展開もスリリング。4月26日リリースの新曲「Smile Again」や、足技(ストンプ)によるダンスシークエンスが挿入された「Milli-Billi」、そして&TEAMが登壇しBE:FIRST「Shining One」、&TEAM「Under the skin」を総勢16人でコラボレーションでパフォーマンス。その熱量の高いコラボからは「これからの時代を担う現在進行系のダンス&ボーカル」の意気込みを強く感じさせられた。そしてBE:FIRSTは「Move On」「Gifted.」とライブを展開し、充実したライブを締めくくった。

再び登場したSKY-HIの「お祭りだぜ!」という言葉から、SKY-HI、JUNON、LEO、Aile The Shotaによる「Tiger Style」、SKY-HI、RYOKI、SHUNTOによる「JUST BREATHE」、BALLISTIK BOYZの日高竜太とSKY-HIという2人の「日髙」による「Tumbler」と展開し、ラストは『D.U.N.K.』サイファーで幕を迎えた。

DAY2と同じく幕張メッセで開催されたDAY3は、オープニングにREIKOが登場。「No More」をエモーショナルに歌い上げ、会場の熱気を高めていく。

この日のトップを飾るのは、SKY-HIが「この10年間ダンス&ボーカルシーンを引っ張ってきた存在」として紹介するGENERATIONS。初っ端から「A New Chronicle」「G-ENERGY」と、GENERATIONSらしいアッパーかつタフな楽曲を展開し、彼らは10年間で培ってきたパワフルさでオーディエンスを牽引する。またEDMでリアレンジされた「Y.M.C.A.」での老若男女が知る定番の振り付けなど、そのキャッチーさもまた、彼らがポップスターであることを証明しただろう。バラードの「涙」、ラッパーのJP THE WAVYも登場した「My Turn feat. JP THE WAVY」などバラエティに富んだパフォーマンスを見せたGENERATIONS。DAY2での経緯からも分かる通り、彼らを尊敬するアーティストだと話すBE:FIRSTのMANATOとの「Love You More」のコラボレーションは、MANATOにとって、そしてGENERATIONSにとっても、特別なパフォーマンスになったことは間違いないだろう。

DAY2とほぼ同様のセットリストとなったDAY3だが、その内容はライブならではの細かな違いがあり、「同じ構成だが、同じパフォーマンスではない」というライブらしい新鮮さも印象に残る。そしてこの日の「Tumbler」には、GENERATIONSから数原龍友が参加し、会場は一体となってタオルを回した。

「また次の『D.U.N.K.』でお会いしましょう!」という言葉を残し、ステージを後にしたSKY-HI。3日間にわたり開催された『D.U.N.K. Showcase』は、現在の日本のダンス&ボーカルシーンの充実を証明するとともに、そのアクトが結合した際には、とてつもない熱気と可能性を生み出すことを、ライブを通して予感させるイベントとなったといえるだろう。

また、この模様は3月25日・4月8日・4月9日にHuluストアにて独占配信、日本テレビでは3月29日(水)に『D.U.N.K. Showcase 60分SP』として放送される。

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