『M-1グランプリ2022』で優勝したウエストランドの井口浩之が、1月18日放送の『あちこちオードリー 〜春日の店あいてますよ?〜』(テレビ東京系、毎週水曜23:06~)に出演。実体験で得た芸能界の教訓を、伊集院光、藤本美貴、どぶろっく(森慎太郎、江口直人)とともに語った。
井口が身にしみた教訓は、「いつ誰が売れるかわからないから、雑にイジるな」。それは、『さんまのお笑い向上委員会』に出演したときのこと。「クズ芸人に噛み付いてください」という制作側からの指示があり、もぐら(空気階段)と酒井貴士(ザ・マミィ)に「ダメだ、クズみたいなことやって! そういうのがネタにも現れるぞ!」とイジったという。しかし、その放送が、空気階段が優勝、ザ・マミィが準優勝した『キングオブコント』の直後だった。そのため、「誰が誰に何言ってんだよ!」と叩かれる事態になったという。
そんな井口に対し、伊集院は「噛みつき系の芸人は、売れたところからが地獄」と示唆。なぜなら「売れたところから弱い者イジメ」になるため。収録時、井口は『M-1グランプリ2022』の出場前だったが、「優勝したら、自分は親しみを持ってイジってても、『アイツ優勝した立場からイジってんじゃん』になるから、噛みつき系は早めにギアチェンジを考えとかないと」と伊集院。これには、共演者一同も深く納得。井口も、「まさにお見送り芸人しんいちさんが、同じことして普通にミスってましたね。優勝したあともあの感じで行って、めちゃくちゃ嫌われてたんで」と語った。
この収録の数日後、『M-1グランプリ2022』優勝者となった井口にとって、貴重なアドバイスになったかもしれない。