菜々緒&鈴木伸之による忍者×夫婦ラブコメ『忍者に結婚は難しい』

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菜々緒が主演を務める木曜劇場『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系、毎週木曜22:00~)が、2023年1月から放送されることが決定。菜々緒は、フジテレビのゴールデン・プライム帯ドラマ初主演。そして、フレッシュな才能とそのルックスで注目される若手俳優の鈴木伸之が菜々緒の夫役として出演する。

原作は「ルパンの娘」シリーズなどで知られる横関大による最新作。表と裏の顔の二面性を持ち併せた夫婦が織り成す本作の見どころは、これまでのドラマでは珍しく主人公である夫婦が現代に生き永らえる“忍者の末裔”というコミカルな設定。戦国時代に活躍していた暗躍のスペシャリスト“忍者”。忍者は、主君に仕え、独自の忍術を駆使して、さまざまな戦いを人知れず支えてきた影の集団である。その数ある隠密組織の中でも、絶対に相いれない敵対関係にあったとされる「伊賀」と「甲賀」(諸説あり)。歴史に影を潜めて暗躍していた因縁の忍者の末裔たちは現代においても、その特殊任務を遂行し続けていた――。

妻は「超実力主義」の甲賀忍者、夫は「超保守主義」な伊賀忍者。現在でも、敵対しライバル忍者の末裔でもある二人が、お互いの正体を知らず結婚。しかし、ラブラブだったのは最初だけ。すれ違う感情、かみ合わない会話から、夫婦生活は冷めきって破綻寸前に。離婚の危機に直面した夫婦のところへ、それぞれに“特殊任務”が舞い込む。互いの任務でニアミスする二人は、やがて互いの正体を疑いはじめる。妻は「共働きなのにどうして私だけが家事やってんの!?」、夫は「なんで俺がトイレを座ってしなきゃいけないんだ!」など、水と油の結婚生活に潜む夫婦あるあるの共感要素がふんだんに描かれた本作。お互いの正体がバレないように秘密を抱えながら送る生活の中で起こる夫婦バトル、隠密行動に暗殺事件! 二人は家庭を取るか、一族の伝統を貫くのか。究極の選択はやがて、日本を揺るがす事件へと発展していく!

菜々緒が演じる草刈蛍(くさかり・ほたる)は、普段はごく普通の薬局で働く薬剤師。しかし、実はその日常の姿とは裏腹に、古来より伝統の続く甲賀忍者の末裔という役柄。穏やかで物静かな立ち振る舞いだが、それは正体がばれないようにおとなしく忍んでいる表向きの姿。実は人一倍気が強く、完璧主義で失敗や負けることが嫌いで、時々、本音の毒舌が漏れ出てしまう性格。また、その身体能力の高さを毎朝ストイックなジョギングやトレーニングで鍛錬し、日常生活では忍者らしい振る舞いを周囲にバレないように過ごしている。28歳のときに、一般人(と思っている)の草刈悟郎(くさかり・ごろう/鈴木)と結婚。甲賀一族であることにプライドを持っているが、悟郎と出会って、心の奥に秘め隠していた「フツウの家」への憧れが溢れ出す……。

そして、鈴木が演じる悟郎は、郵便局で配達員として勤務する一般男性。しかし、裏の姿は、伊賀忍者の末裔。明るくておおらか、やさしくて力持ちで癒やし系の一面もある一方で、能天気で面倒くさがり、ずぼらで鈍感、かつ気弱で優柔不断という性格を持ち合わせている。しかし、忍者としての任務遂行においては、機敏な“忍び”としての行動に長けており、忍者らしく手裏剣だけは誰もが認める腕前を持つ。古くから続く、忍者一族から抜け出してフツウになりたいという気持ちもひそかに持っていた中、ごくフツウの女性(にみえる)蛍と出会い、フツウの恋愛、フツウの結婚生活ができたことに感謝するも……。

<菜々緒 コメント>
――本作のオファーを受けたときの感想を教えて下さい。

わたしは占いによく行くのですが、前世を占ってもらうと必ず“魔女”か“忍者”と言われているので、いずれ忍者の役をいただけるのかなと思ってました。オファーをいただき純粋にすごくうれしかったです。もしかしたら、自分自身が昔やっていたかもしれないという感覚もあり、忍者を演じるというよりは、今まで通りやるだけという感じでドラマに臨みたいと思っています。

――本作の“役柄”(夫婦・忍者)を演じるにあたって。

頭脳や体力などすべてに優れている甲賀というしきたりある流派の中で活躍する女忍者として、妻として、その表情や所作など細かい部分を意識しながら演技をしていきたいと思います。

――作品のみどころをお願いします。

恋愛感や結婚あるある要素だけでなく、互いに正体を知らないまま結婚した伊賀と甲賀の忍者夫婦の行く末に是非注目いただきたいです。日本国内だけでなく海外の方々にも楽しんで見て頂ける作品になるよう一生懸命取り組んで参ります。

<鈴木伸之 コメント>
――初の“忍者役”について。

忍者と聞くと手裏剣や忍び足など、子供の頃になりきったり、思い描いたりしたイメージを持っていました。忍者の役というのはあまり聞き馴染みがないので、どう表現していけるのか。いまから自分自身に対しドキドキしております。

――脚本を読んだ印象をお聞かせください。

お互いが反対を向いているようで実は向き合ってるような、そんな表裏一体、ハラハラできる作品なのかと感じています。松田(裕子)さんの脚本から出る個性を大切にしながら、“悟郎”(夫役)としてしっかりと作品に取り組まなければと感じています。

――菜々緒さんとの「夫婦共演」について。

菜々緒さんとご一緒させていただけてうれしいです。どんな対照的な夫婦になっていけるのか。ここから約3か月、苦楽を共にして最後には笑い合えるようなそんな日々にできたらと思っています。皆様、よろしくお願いします。

<原作:横関大 コメント>
映像化されたら面白そうだな、と執筆中から漠然と考えていたのですが、まさかこんなに早く実現するとは思ってもいませんでした。常に忍ぶのが忍者という存在です。ただし、このドラマに関しては大いに目立ち、世の中を沸かせてほしいものです。

<編成企画:高木由佳(フジテレビ編成部)コメント>
映画『Mr.&Mrs.スミス』が好きでいつかこんな作品を作りたいと思っておりましたが、舞台が日本であることとスパイという設定が難しく実現出来ずにいました。そんな時に横関先生の作品に出会い、これこそ私が描きたい作品だと感銘を受けました。伊賀忍者と甲賀忍者は敵対する組織です。結婚して3年目を迎える夫婦は、お互い忍者という秘密を持っているが故に理解しあえずすれ違い、冷めきった状態ですが、ある事件をきっかけに互いを見つめ直していくことに。二人ははたして最強の忍者夫婦になれるのか!? その瞬間をワクワクしながら楽しんでいただきたいです。甲賀忍者の妻役・菜々緒さんは凛としていて、女性らしさの中に芯の強さを感じる蛍そのものです。抜群のスタイルから繰り出されるアクションは見どころとなるでしょう。伊賀忍者の夫・悟郎は、ドジで頼りないけど憎めない男。屈強な肉体を持ちながらもベビーフェイスという最強のギャップを持つ鈴木伸之さんに演じていただくことで、魅力満載のキャラクターになります。夫婦ケンカの話だったのに実は日本を守っているという、一見結びつかないことが密接に繋がっているおもしろさを楽しんでいただきたいと思います。毎回、スペシャルなゲストも出演する予定ですので、そちらも注目してください。

<プロデューサー:貸川聡子(共同テレビ)コメント>
忍者ラブコメディと聞くと、“???”となる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは夫婦の、そして関係性の物語です。昨年、『知ってるワイフ』という作品でも向き合ったテーマにまた違った形で取り組みたいと思っていたタイミングで、横関先生の原作と出会いました。圧倒的にキャッチーなエンタメ感の中に“今”の夫婦の姿が描かれていると感じ、高木さんとともに即、映像化の手をあげさせていただきました。脚本家の松田裕子さんの筆もノリに乗り、共感とワクワクが同居した最高の脚本が出来上がっています。菜々緒さんと鈴木伸之さんという、これ以上ないハマリ役のお二人を迎え、新年のスタートにふさわしいエンターテイメントをお届けします!