「お笑い芸人になりたい」細田佳央太“守”、トラコから渡された20万円の使い道は?

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橋本愛が主演を務める水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系、毎週水曜22:00~)の第3話が8月3日に放送、及び民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて無料リアルタイム配信される。

脚本・遊川和彦、プロデューサー・大平太の『家政婦のミタ』コンビが描く本作は、橋本演じる合格率100%を誇る謎の家庭教師・トラコ(根津寅子/橋本)が、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子供を救っていく個別指導式ヒューマンドラマ。トラコのパートナー役を中村蒼、トラコに仕事を依頼する母親役を美村里江板谷由夏鈴木保奈美が演じる。

第2話では、トラコは、バツイチママ・下山智代(板谷)の息子・高志(阿久津慶人)が、智代が店主を務める定食屋「万福亭」のレジから5千円札を抜きとった理由が、いじめっ子たちからカツアゲされていたからだったと知る。健気に働く母の姿に複雑な思いを抱く高志。そんな高志に対し、トラコは「その5千円は本当はどう使われれば良かったのか考えてみようか」と宿題を課す。

自らの進路などでぶつかる両親。トラコからの叱咤激励の先に、高志がようやく導き出した答え。それは、いじめっ子に殴られながらも何とか自らお金を取り戻し、母・智代へ感謝の気持ちが詰まった花束を贈ることだった。

一方、駅前広場では、「路上お笑いライブ」の看板を立て、上原守(細田佳央太)が1人でネタを披露していた。するとそこに、妖しい教師姿のトラコがやってきて……。

上流階級のエリート一家に馴染めず、密かに受験以外の夢を抱く高校3年生の守を演じる細田。第3話を前にコメントが到着した。

<細田佳央太 コメント>
――初回スタート後の周りの反響はいかがでしたか? SNSでは「細田くん(ドラマ『ドラゴン桜』に続き)また東大目指すの?」とのファンの声もありましたが?

東大を目指すことに関しての声があったのは僕も聞きました。こうも短期間で2度受験することになるとは想像していなかったので、なんだか不思議な気持ちです。自分が演じている守に関しては、彼の本当にやりたいことが分かったときにどのような反響があるのかを楽しみにしています。

――今回の守を演じるにあたって、どのような役作りをされましたか? 遊川さんからは何か指示はありましたか?

遊川さんからは楽しんでと。正直、守に関してはすごく演じるのが難しいと感じていて。というのも僕と守のキャラクターが正反対にあるというか、僕自身、おちゃらけることがそんなに無いので、話し方一つとっても難しく感じますし、守の台詞ひと言ひと言の量がちょっと多めなので、台詞の抑揚だったりは本読みの段階から監督含めて沢山の演出を受けました。僕自身が不器用なので、役を掴むにも時間がかかりますし、演出に応える時に頭が固くなってしまうので、それだと守にはまた遠のいてしまうという悪循環で。それを解すためにも遊川さんからはリラックスと楽しんで演じてほしいと言って頂きました。

――共演された橋本愛さん、母・里美役の鈴木保奈美さんとは現場でどのようなお話をされたのでしょうか?

それこそ、1話放送後の撮影では橋本さんに「東大受けるの2回目なんですね」と言って頂けて、その場に保奈美さんもいらっしゃったので、「なかなか無いですよね」と。撮影中はそんなような雑談しかしていないかもです(笑)。

――3話でも芸人にコスプレしたトラコ先生が出てきますが、トラコ先生の七変化はどう見ていますか?

僕は妖しいトラコ先生しか見ていないので、放送を見て、(逆に失礼かもしれませんが)本当に凄いなと思います。少なくとも4面のトラコ先生がいて、ただ人格が変わっているというよりは衣装に合わせてキャラクターを自由に変えてらっしゃるので視聴者の皆さんと同じように毎回楽しみに見ています。

――ご自身の家にトラコ先生が来るとしたらどうですか?

合格率100%という謳い文句は強いですし、事実だと思うので受験の面は心強いなと。ただ受験生よりもそのご家族の方が大変だと思うので、トラコ先生が来たとしたら中々大変な受験期間になるなと思います。

――最後に3話のみどころを教えてください。

多分、2話の最後で守の本当にやりたいことに気づいた方も沢山いると思います。20万という大きなお金を高校3年生の守がどう使うのか。一見おちゃらけている守ですが、その20万というお金があるからこそ、将来の夢に対する本気度と真っ直ぐな思いを感じて頂けると思います。何より、トラコ先生に引っ掻き回される上原家を是非、楽しんで見ていただけたらと思います。

<第3話あらすじ>                                 
トラコ(橋本)は、上原守(細田)が本当になりたいのはお笑い芸人だと知る。「ママにそう言えば?」と背中を押すが、守は「反対するに決まってる」と、東大合格を願う母・里美(鈴木)に打ち明けられない。

そんな中、守が密かに入学を希望しているお笑い養成所の入学金が20万円であることを知ったトラコは、「既成事実をつくっちゃうしかないか」と、里美から受け取った授業料20万円を「先行投資」と言って守に渡し、お笑い養成所に入ることを勧める。

後日、守は願書と20万円を握りしめてお笑い養成所を訪れるが、この期に及んでためらってしまう。「やっぱりママに正直に言うしかないんじゃない?」とトラコに諭された守はようやく決意を固める。

その夜、守はお笑い芸人になりたい思いを真剣に伝えるが、里美は頑として認めず、「そんな甘いもんじゃない。すぐ逃げ出すに決まってる」とキッパリ。里美がそう言い切るのには理由があって――。口論の末、「絶対ビッグになってみせる!」と里美を突き飛ばして家を出ていく守。どうしたらいいか分からず悩む守に、トラコは、里美を納得させるための20万を使った“ある作戦”を提案する。

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