ジャルジャル後藤、成田凌主演ドラマのキーパーソンに

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小説家・燃え殻による書き下ろしオリジナルストーリーに、成田凌を主演に迎えた新ドラマ、Huluオリジナル『あなたに聴かせたい歌があるんだ』が、5月20日(金)に全8話が一挙配信される。このほど、追加キャストとして発表された後藤淳平ジャルジャル)、見上愛アヤカ・ウィルソンのコメントが到着した。

本作は、デビュー作「ボクたちはみんな大人になれなかった」(新潮社)が幅広い層から熱烈に支持されベストセラーとなり、昨年映画化された小説家・燃え殻による映像化のための書き下ろし新作。17歳と27歳に人生の分岐点を迎えた者たちが抱く夢と葛藤、そして後悔を描き、正解が出づらい現代社会を痛々しくも瑞々しく映し出す。成田をはじめ、伊藤沙莉藤原季節上杉柊平前田敦子田中麗奈が演じる、まだ何者でもない6人にスポットライトをあてた群像劇だ。

この度、追加キャストに後藤、見上、アヤカの出演が発表。主要な登場人物たちの人生に影響を与える役どころとなる。お笑い芸人としての人気はもちろん、近年役者として映画『記憶にございません!』など活躍の幅を広げる後藤が演じるのは、本作のキーパーソンであるベストセラー作家・並木翔平。並木は、8編からなるこの物語を繋ぐ大切な人物であり、登場人物それぞれに影響を与えるも、その後衝撃の展開が待ち受けている。

そしてドラマ『liar』では主演を務め、ドラマ『MIU404』や、映画『星の子』『キャラクター』に出演した見上は、『異動辞令は音楽隊!』の公開が控えるなど、ドラマ、映画、CMで今最も注目を集める存在。そんな見上が演じるのは、藤原演じる片桐晃が思いを寄せる女性・中尾あや。片桐が通う図書館で、ヘッドホンをして小説を読みながら、サンドウィッチを頬張る魅力的でミステリアスな空気を纏った役を演じ、一目惚れした片桐から、「いつか芥川賞をとるのでつきあってほしい」と思いを告げられる。

さらに、映画『パコと魔法の絵本』での俳優デビューが大きな話題を呼んだアヤカが演じるのは、人気インフルエンサー・KEIKO。上杉演じる中澤悠斗が切り盛りする客足が遠いているラーメン屋に、27歳の誕生日にたまたま入店したことがきっかけで、中澤の人生に影響を与えていく。その他の出演者として、小島聖山本浩司ふせえり黒田大輔などのベテラン俳優たちが脇を固め、主人公たちの人生を温かく見守る。

山本浩司、小島聖
山本浩司、小島聖
ふせえり
ふせえり
黒田大輔
黒田大輔

テーマ曲は、リリースから20年以上の時を経てなお、世代を超えて熱狂的なファンを持つキリンジの「エイリアンズ」が物語のキーとなる曲として印象的に流れる。メガホンをとるのは、『東京喰種トーキョーグール』『サヨナラまでの30分』の萩原健太郎監督。萩原監督は原作協力と共同脚本も手掛けており、燃え殻と監督がゼロから生み出した物語となる。

<並木翔平(#3、#5)/後藤淳平(ジャルジャル) コメント>
たくさんの登場人物に関わってくる重要な役である、作家の並木翔平という役をやらせていただきました。ベストセラー作家ならではの苦悩というのを自分なりに想像してやらせてもらいました。このCOOLでHOTな作品に携われて光栄です。裏話としては、スタッフさんの中にすごいジャルジャルのネタを見てくれてる方がいて嬉し恥ずかしでした。

<中尾あや(#3)/見上愛 コメント>
私が撮影に参加させて頂いたのは、数日間ほどで藤原季節さん演じる片桐晃とのシーンのみでしたが、劇中に出てくるサンドウィッチが美味だったこと、中尾あやが読んでいる本がどれも面白かったこと、片桐が魅力的だったこと、現場が柔らかい雰囲気に包まれていたこと、色々と鮮明に覚えています。何だかもう少しだけ居させて欲しいなと思うような撮影でした。

台本を読み終えて聴くエイリアンズに、新しい色がついたような感覚が忘れられません。こうして、だれかの物語が、また、だれかの物語になっていくんだろうな。私自身も、配信開始が楽しみです。

<KEIKO(#7)/アヤカ ウィルソン コメント>
人間って何か生々しくて汚くもあって、でもだからこそ美しくて綺麗だと思うんです。私が演じたKEIKOは、強く生きてきた女性だと思うんですけど、でも何も特別なわけじゃなくて、ただ人と違うレンズで世の中を見てる気がするんですよね。そんな独特で個性があってユニークである人間の人間らしさを収めたこの作品は、きっといろいろな形でいろいろな意味でたくさんの人に響くんじゃないかな。この人間らしい台本に惹かれて、この作品のためにカナダから飛んできた私が思うにね! まぁよかったらみていってください。

<あらすじ>
高校2年生だった僕らは教室で、エロ本に赤い下着姿で写る27歳の女教師をクラス全員で見殺しにした。あれから10年が経ち、僕らはあの時の先生と同じ27歳になった。あの時先生が流した歌は、今の僕らに何を語りかけるのだろう──。

あの時、17歳だった僕らは27歳の大人を冷めた目で見ていた。17歳は、どんな夢も叶うと信じていた無敵で最強の時期だったけれど、時間は誰にでも平等に流れている。僕らはあの時の大人と同じ27歳になった。役者になる夢を諦めきれずにもがく荻野智史(成田)、アイドルになりたかった前田ゆか(伊藤)、小説家志望の片桐晃(藤原)、武道館を目指すバンドマン・中澤悠斗(上杉)、人気アイドルのものまねに活路をみつけた島田まさみ(前田)、そして17歳だった彼らの心に27歳という年齢を刻んだ元英語教師の望月かおり(田中)。27歳だった先生と27歳になった生徒たちの運命が10年の歳月を経て再び交わろうとしていた。

<各話タイトル>
「#1 27才のあなたは大人でしたか?立派でしたか?」
成田演じる荻野智史は、役者の道を諦め転職した2年目のサラリーマン。会社の上司の飲み会に付き合い、社会というものに飲み込まれひれ伏している自分に葛藤を感じている。

「#2 夢は見るほうですか?叶えるほうですか?」
伊藤演じる前田ゆかは、アイドルになるのを夢見てオーディションを受けるも落ち続け、上京して10年が過ぎ、売れるまで帰らないと決めた実家に帰ろうかと、ふと頭をよぎるようになる。

「#3 真夜中に書いたラブレターを投函してみませんか?」
藤原演じる片桐晃は、小説家に憧れ執筆活動のために自宅アパートと図書館を往復する日々の中で出会った女性に、芥川賞をとる小説家になるので付き合ってほしいと告げる。

「#4 叶わなかった夢だけがロマンチックだと思いませんか?」
上杉演じる中澤悠斗は、高2で武道館2DAYSを夢見て10年間はバンド活動をしようと決め、売れることなく10年目という節目の年を迎える。

「#5 知らない男と一緒に夜空を見上げたことはありますか?」
田中演じる望月かおりは、高校の教師時代に、エロ本に出た過去を生徒に暴露され学校を去ってから、37歳になった今は派遣社員として転々としている。

「#6 あなたにとってのかけがえのない人は誰ですか?」
前田演じる島田まさみは、夢を持つこともなかったが、たまたまカラオケで人気アイドルの曲を歌ったことを機に、モノマネ芸人としてステージに立ち、27歳の誕生日に大きな転機を迎える。

「#7 「おいしい」と「うまい」と「安心する」ならどれをとりますか?」

「#8 大切な人に聴かせたい歌はありますか?」

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