二宮和也が主演を務める日曜劇場『マイファミリー』（TBS系、毎週日曜21:00～）の初回25分拡大SPが、4月10日に放送。ネット上では、第1話から心を掴まれた人が多く、特に二宮については「最高の演技だった」とのコメントが多くあった（以下、ネタバレが含まれます）。
「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」CEOの鳴沢温人（二宮）は、妻の未知留（多部未華子）と娘の友果（大島美優）と鎌倉の豪邸で3人暮らし。しかし温人は家庭を顧みず、仕事ばかりしていて、未知留との夫婦仲は完全に冷めきっていた。
ある日、夜になっても友果が帰って来ず、未知留は心配するも、温人は気にも留めていない。そんな中、非通知で電話が……。相手は機械的な音声で「友果さんを誘拐しました」と告げる。
娘を返してもらうには条件があった。それは、警察に連絡しないこと、そして翌日の13時に5億円を用意するというものだった。警察に通報したら友果を殺す、と言われたが、それでも、2人で交渉するのは不可能と考えた温人は、未知留の反対を押し切って通報。捜査一課の葛城圭史（玉木宏）らを自宅に招き入れた。
約束の時間が迫り、追い詰められていく温人は、血眼になって金を集め、何とか5億円を用意。しかし、誘拐犯の言う通りに取引場所へと向かう中で、警察と連携をとっていることがバレてしまう。電話で「取引は終了です。あなたの責任です」と突きつけられた温人は「待ってくれ。お願いだから友果を殺さないでくれ！」「お願いします。友果を返してください」と涙ながらに懇願した。
途方に暮れている鳴沢家のもとに再び誘拐犯から連絡がきて、警察を完全排除するよう求めてきた。再び「こうなったのは、あなたの責任です」「最後のチャンスです」と突きつけられた温人は、友果の部屋へ。知らぬ間に育った娘の成長を感じつつ、未知留に「ごめん……って友果にもう一度会って、ちゃんと謝りたい。警察は俺が排除する。2人だけで友果を取り戻そう」と告げた。
鳴沢夫妻は、インターネットのニュース番組に生出演し、誘拐の洗いざらいをすべて告白。そして「みなさんにお願いがあります。警察がこの捜査から外れるよう力を貸していただけないでしょうか」と訴えた。また、誘拐犯には金をすべて渡すとし「どうか娘だけは殺さないでください」「娘を返してください」と目を潤ませて願った。温人の震える手に、未知留は、そっと手を添えて……。
ネット上では、二宮の家庭を顧みない父親から、決意を見せた表情への振り幅に「鳥肌たった」「ダメ父っぷりが最高でリアル」「最高の演技だった」「泣いた」との声が。Twitterのトレンドランキングにも「ニノの演技」がランクインした。
次回第2話は4月17日に放送。鳴沢家に思いもよらぬ来客がやってくる。
