東野「お笑い芸人ブームが作ったモンスター」スーパー3助が“縄跳び大好き少年”封印した過去が悲しすぎた

公開: 更新: カンテレTIMES
東野「お笑い芸人ブームが作ったモンスター」スーパー3助が“縄跳び大好き少年”封印した過去が悲しすぎた

 42日放送のカンテレ『マルコポロリ!』に、にゃんこスターのスーパー3助さんが登場。2017年のキングオブコントで準優勝するなどした印象深いキャラクター“縄跳び大好き少年”を巡る悲哀について打ち明けました。

 今回は「ランジャタイが許せないSP」と題し、彼らのやりたい放題ぶりが許せないという男たちが集結し、怒りを告白。3助さんに加えてウエストランド井口さん、きしたかの高野さんが出演し、ランジャタイの2人を前に地下芸人時代からの積年の恨みをぶちまけました。

 番組では、オープニングから3助さんが本筋とは関係なく大暴走。MC・東野幸治さんに紹介されるや否や、「わ~~~い!縄跳び大好き少年だよ~っ!」と大声を張り上げ、井口さんから「一回落ち着きましょう、一回落ち着きましょう」といさめられていました。

 これに対して東野さんは「分かるのよ、チャンスと思ってんのよね」と包容力を見せた上で、「もう1回だけオープニング撮っていいかな?(笑)テレビから奇声が聞こえるってアカンやん」とプロフェッショナルな仕切りを見せましたが、改めて撮り直しても3助さんは暴れ出し、物理的に強制終了されていました。

 次第に落ち着きを取り戻した3助さんは、やり過ぎてしまった原因について、「僕、にゃんこスターが日の目を見た時にこういうキャラを最初に出したら、事務所から『二度と前に出るな』って言われて。『アンゴラ村長を前に出してあげなさい』って」と、ある種芸人として抑圧された環境で生きてきたためと自己分析。

「マネージャーさんも今日来てないんです。『自分で行ってください』って言われて、しおりをもらいました」と、不慣れな大阪の地で文字通り孤軍奮闘していたことが明かされると、東野さんは「お前、抱きしめたるわ(笑)。かわいそうやねんな、お前ホンマに」と語り掛け、カメラに向かって「彼はお笑い芸人ブームの中の被害者のひとりなんですよ。押し込められてモンスターを1匹作っちゃったんですよ。本心は優しい、普段はこういう子なのよ」と3助さんの“潔白”を主張しました。

 また、ランジャタイ国崎さんが知るエピソードとして「サイン会があって、子ども達がズラって並んだんですけど、アンゴラちゃんにだけめっちゃ並んで。3助さんの所には1人だけ男の子が来て、画用紙をクレヨンで真っ黒にした絵を渡されたって…」と語るとスタジオはしんみりとした空気に。

「そんなのばっかりです、東野さん」と重い口を開いた3助さん。「縄跳び大好き少年っていうのも、賞レースだから奇抜でウケたんですけど、いざ終わった後に営業とかでやったら、本当に危ないヤツに見えるみたいで、1人の少年が僕の足を『黙れ!黙れ!黙れ!』ってたたいてきたんですよ」とこの上なく悲しい思い出について語り、東野さんは「それでも、その少年に対して何も言われへんやん」と共感。

 3助さんは何度もうなずきながら「言えないんですよ、僕は黙るしかなくて。そこから僕はもう『縄跳び大好き少年』って言わなくなったんです。だから久しぶりに今日やったんです、少年もマネジャーもいないんで。縄跳び大好き少年をやっちゃったんですよ」と“二大天敵”が不在の解放感から、ついやり過ぎてしまったのだと先の暴走について弁明しました。

 あまりにもかわいそうな3助さんに、東野さんは「お前、よう立ってられんな?」と心の底から同情。「やっとチャンスが来たんですよ、東野さん…」とホンネむき出しの3助さんに、スタジオの誰もがオープニングでの大暴走を許すと共に、応援の輪が一気に広がっていたのでした。


(関西テレビ42日(日)1359分から放送『マルコポロリ!』より)

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