浜辺美波「ラストは本当に泣けます」ドラマ『あの花』めんまを演じて感じたこと

フジテレビ系で9月21日(月)21時から放送するスペシャルドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(以下、『あの花』)で、ヒロイン・本間芽衣子(あだ名=めんま)を演じる浜辺美波さんにインタビュー。ヒロインを演じた感想や現場の撮影エピソードなどを語っていただいた。

『あの花』は、フジテレビの深夜アニメ枠“ノイタミナ”ほかにて放送され大人気を博し、テレビシリーズのその後の物語が描かれた劇場版は興行収入10億円を突破するなど大ヒットを記録。秩父を舞台に、仲良し6人組“超平和バスターズ”が友情を取り戻し、淡い恋心や成長する姿を描いた青春群像劇。活発なリーダー的存在で主人公の宿海仁太(あだ名=じんたん)を村上虹郎が演じ、浜辺は笑顔を絶やさない柔和なヒロイン・めんまを演じる。

【ストーリー】
いつも仲良く遊んでいた“超平和バスターズ”だったが、めんまの事故死をきっかけに、6人の絆は決裂。それから7年、高校に入学したものの、家に引きこもってしまった“じんたん”の前に、少し成長した“めんま”の幽霊が現れることからはじまる。“めんま”は、生きているときに叶えられなかった“ある願い”が心残りで現れたが、どんな願いなのかは思い出せないという。めんまの願いを叶えるため超平和バスターズのメンバーは再び集まり、あの日を境にバラバラになってしまった絆を取り戻していく姿が描かれる。

――アニメ版『あの花』は知っていましたか?

最初に放送したときには知らなかったのですが、映画の公開前に放送していたときに見て、本当に大好きなアニメになりました。めんまはとても可愛くて、みんなに好かれて憎めない、大好きなキャラクターだったので、この役をやらせていただけると聞いたときはすっごい嬉しくて幸せになりました。

――お友達からの反響も大きかったのではないですか?

そうなんです! アニメ版を好きな子が私のまわりに何人もいて「アニメを見ていたから頑張って」とか「すごく良いと思うよ」とかたくさん言ってくれて、とっても嬉しかったので「うん」ってうなずきました。でも、私、友達といるときもテンションは低めなタイプなので、明るいめんま役ということで「大丈夫?」と心配されたりしました(笑)

――めんまらしいと言われることはないですか?

どちらかというと「普段とはぜんぜん違うよね」と言われました(笑)。だけど、自分とは違うキャラクターを演じるのは楽しいです。最初は自分の持っていない部分が多くて、めんまのことが理解できなかったのですが、たくさん考えていくうちにだんだんと理解して、めんまに近づいていくのが楽しかったです。

――友達と一緒にいるときもテンションは低めですか?

もちろん楽しくなることもあるんですよ! でも、感情は基本低いところにあって、そこから“ズンッ”って下がったり、ちょっと上がったりということを繰り返しています(笑)

――オリジナルのキャラクターが銀髪というところは気になりましたか?

きっとアニメ版が好きな方にとっては、大切な要素だと思うんですけど、私がやると銀髪にはできないなと思っていましたし、監督と最初にお会いしたときにも「銀髪にはしないからね」と言われていたので、実写版として自然なめんまにできれば良いなと思いました。

――めんまという女の子にどんな印象を持っていましたか?

憎めないキャラクターで、本当に可愛くてみんなに愛されるような女の子ですよね。でも、改めて演じることを考えてみると、めんまは、亡くなった小学生のときより少し成長した姿だけど、中身は小学生のままなんです。普段の自分よりもめんまはすごくテンションが高いので、テンションをあげるのは難しいなと思いました。それに、一度亡くなった女の子というのも最初は理解できなくて悩みました。

――めんまを理解するために考えたことを教えてください。

いっぱいアニメを見ました。実写なのでやり過ぎないようにしながら、できるだけアニメのめんまを表現できるように自分の中で考えました。きっとめんまは、みんなと同じ空間に戻ってこられたことが嬉しかったと思うんです。でも、みんなは成長していて、そういう意味では取り残されていて、たまにみんなとは違うということを“ズシン”と重く感じている。それに、じんたんに大変な思いをさせていることが辛いなと感じていただろうなと考えました。

――監督と話していて印象的だったことはありますか?

最初は“一度は死んでしまった女の子”が、どういうことを考えているのかわかりませんでした。監督に相談したら「それは、めんま自身もたまに気にかける部分だけど、いつもは無邪気な女の子で良いんだよ」と言っていただいて、途中のシーンでは「ここをめんまらしくするには、“死んだ”ということを大切にした方が良いよ」と話していただくなど、シーンに応じてどんな心境なのかアドバイスをもらいました。

――アニメではめんまのかろやかな動きも魅力の一つでしたが、どのように演じたのでしょうか?

めんまらしさって、動きはフラフワしているけど、いきなりピタッと止まったり、そこからクルッと回ったり、わかりやすい動きですよね。例えば、めんまの登場シーンは、じんたんの部屋でベッドの上にかろやかにジャンプしたり、かろやかに回ったりするのですが、それが意外に難しかったです。監督と相談しながら作り上げた、めんまらしい動きには注目していただきたいです。