浜辺美波「ラストは本当に泣けます」ドラマ『あの花』めんまを演じて感じたこと

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――アニメ同様に秩父が舞台となりますが、秩父での撮影はいかがでしたか?

「あの花」のデザインの自動販売機があって、ポスターもいろんなところに貼られていて、すごく歓迎されている感じがしました。それと、神社の境内のシーンは、超平和バスターズのみんなが集まったんです。そのシーンは明るいシーンだったのもあって、みんなでワイワイしていて楽しかったです。年齢は私が一番下で、お兄さんお姉さん達とお芝居していてもすごい影響を受ける部分もありましたし、いろんなお話をしてくれて面白かったです。

――秘密基地の再現度はすごく高いですよね。

アニメを忠実に再現したすごくクオリティの高いセットで、本当にアニメの世界に入ったような不思議な気持ちになりました。セットの中に入ると、みんななんとなくアニメと同じような位置にいて、私も本当にめんまになったような感覚になりました。それに、みんなは普段から役の雰囲気に似ていたので「超平和バスターズっぽいね!」と言っていました。

――アニメ放送時には、数々のシーンや台詞が話題になりました。志尊さん演じる松雪集(あだ名=ゆきあつ)の女装シーンの撮影はいかがでしたか?

みんなが「可愛い!」と言っていて、すごい評価が高かった気がします(笑) 私はちょっと遠くにいる設定だったので、モニターで見ていたのですが、森の中をみんなが走って、ゆきあつが本気で泣いている姿は、すごく良いシーンになっていると思います。

――いつもは明るいめんまがじんたんに向かって「成仏しますよ」というシーンは、アニメ版でも多くの人が感動したポイントです。このシーンについて振り返ってください。

その言葉になるまでは楽しい出来事が続いていて、その後で、じんたんに伝える台詞なんですよね。とっても大事なカットだったので、撮影していてもとても「ジーン」と来ました。あの台詞は、めんまらしくないんです。じんたんに反論させないような、ちょっと真面目で、いつもと違うめんまの一面を出せたと思います。

――そして、感動のラストシーンの撮影はいかがでしたか?

そのシーンは最後の撮影になったんです。撮影するまでも、雨が降って撮影が中止になったりして、それまでに何度も本読みをして「最後にやってやろう!」という強い思いをみんなが持っていたと思います。これまでの撮影の思いが募っていき、実際に撮影ができることになった日は、みんなで力一杯撮影に挑みました。めんまを演じるのは難しくて大変でしたが、みんなのおかげで終わったと思ってすっきりしました。

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