髙橋ひかる『ハレーションラブ』で初のラブサスペンスに挑戦!「考察も含めて、物語を楽しんで」【連載PERSON】

公開:
髙橋ひかる『ハレーションラブ』で初のラブサスペンスに挑戦!「考察も含めて、物語を楽しんで」【連載PERSON】

人生に影響を与えたテレビ番組を軸に、出演作品の話題からその人のパーソナルな部分にも迫るインタビュー連載「PERSON~人生を変えたテレビ番組」。今回は、土曜ナイトドラマ『ハレーションラブ』(テレビ朝日系、毎週土曜23:30~)でテレ朝ドラマ初主演を務める高橋ひかるさん(※「高」は、はしごだか)が登場します。

本作は、高橋さん×新進気鋭の脚本家・若杉栞南さんが初タッグを組んでおくる、かつてない衝撃の美しいラブサスペンス。2人の男性との出会いをきっかけに、高橋さん演じる大学生・深山朱莉の生活が一変。自分が信じてきた街と人の嘘が暴かれていき、街中でひた隠しにしてきた15年前の事件の真相に繋がっていきます。朱莉の生活を変える2人の男性役は、眞島秀和さん(浅海恭介役)、一ノ瀬颯さん(藤原昴役)が務めます。

2017年には約200人のオーディションを勝ち抜き、大河ドラマ『おんな城主 直虎』でドラマ初出演を果たした高橋さん。以降も『俺のスカート、どこ行った?』(2019年)や『村井の恋』(2022年)などのドラマに出演するだけでなく、バラエティ番組にも引っ張りだこ。

さまざまな番組でいろいろな表情を見せてくれる高橋さんは、自身初となるラブサスペンスでどんな一面を見せてくれるのでしょうか。「細かい描写がされていて演じやすかった」と語る若杉さんの脚本の魅力と共に、役作りについてもお聞きしました。

先入観を持っていると、この作品の謎は読み解けない

――「脚本・映像界期待の新星」と呼ばれる若杉栞南の脚本を読んで、どのような感想を抱きましたか?

とても演者に優しい脚本だと感じました。私の演じる朱莉は亡き父が残した写真店の手伝いをしているのですが、どんなお店で、どんなカメラが置いてあってという細かな描写までされていて、脚本を読んだだけで情景が浮かぶんですよね。そのおかげで、役を捉えやすい、すごく演じやすいと感じました。

――物語の印象はいかがでしょうか。

面白くて、物語にどんどん引き込まれてしまいました。事件の真相に迫っていくという内容なので、「早く次の脚本が上がってこないかな!?」と待ち望んでしまうくらい。最終話の脚本を先に読んだ私に、眞島さんから「絶対にネタバレしないでね!」と言われました(笑)。単純に物語を楽しむと共に、「いろいろなことを多面的に見なければ」と反省してしまう内容にもなっていました。

――出演決定の一報で、朱莉という役に「自分に近いところもある」と語られていました。その点でも演じやすかったのでは?

(近いところがある)と思っていたのですが、脚本を読み進んでいくうちに「私と全然違う」と思い始めました。事件への向き合い方や彼女の真っすぐさは、私にはない部分なので。私の持っていないものを持っている子だと思います。

――サスペンス作品ということで、怪しい登場人物がたくさん登場します。ネタバレにならない程度で、注目ポイントを教えてください。

間違いなく朱莉の過去の記憶は物語のキーになってくるので、そこに注目してほしいですね。

――フィルムカメラで風景を撮影するのが趣味の朱莉。高橋さんは仕事柄、撮られる側になることが多いと思いますが、撮られるときに意識していることはありますか?

デビュー当時、笑顔がすごく苦手で、鏡を見ながらひたすら笑顔の練習をしていました。それこそ、割りばしを咥えてみたり(笑)。

――古典的な方法ですね(笑)。

それくらい笑顔が苦手で(笑)。今でも自分の笑顔がぎこちないと思う瞬間があって、日々研究しています。ファッションモデルのお仕事もやっていて、その時は自分ではなく服を良く見せるような表情を意識したり……その時々によって何を表現するかが変わって来るので、その時々によって意識することは変わってきますね。

――ドラマの放送を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

最後まで展開が読めない作品になっています。人って結構「この人はこうだ」という先入観を持ってしまいがちじゃないですか。でも、そんな考え方を持っていると、この作品の謎は絶対に読み解けないと思います。考察も含めて、物語を楽しんでください。

石橋冠監督に言われた「心で演じる女優」になるために

――ここからは、高橋さんとテレビとの関わりを教えてください。自分が影響を受けたと思うテレビ番組はありますか?

私は関西(滋賀県)出身なので、『吉本新喜劇』や『せやねん!』を見て育ちました。幼少期、かなり暗い性格だったのですが、その番組を見ることによって「面白いことをやりたい!」と思うようになって、今のような性格になりましたね。お笑い芸人さんの出ているバラエティばっかり見ていたような記憶があります。

――では、今ご覧になっている番組はありますか?

激レアさんを連れてきた。』が大好きです。本当にヤバい人が登場するので(笑)、めちゃめちゃ面白い! 私の尊敬する若林正恭さんがMCを務めていますし、弘中綾香アナウンサーとのタッグもすごく好きなので、よく見ていますね。

――では、これまでの活動の中で影響を受けた“言葉”などはありますか?

初めてお芝居した作品『人生の約束』の石橋冠監督に言われた「心で演じる女優になれ」という言葉です。私は言われたことをすぐ忘れちゃうタイプなのですが、その言葉だけは鮮明に覚えていて。実は未だに「心で演じる女優ってどういうことだろう?」と掴めていないんです。

――女優として活動する中で、掴むためのヒントなどは得られましたか?

脚本で読んで感じた感情と、現場で感じる感情が微妙に違うことがあります。演じる中で生まれてくる予測できない感情もありますし、その時に感じた感情を素直に表現できるのが「心で演じる女優」なのではないかと思っています。いつか、石橋監督が言った意味での「心で演じる女優」になれたら良いなと思います。

取材・文:米田果織
撮影:フジタヒデ

画像ギャラリー

PICK UP