吉川愛が“嘘の恋愛”を仕掛けて苦悩するヒロインをキュートに熱演!

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吉川愛が主演を務める新感覚胸キュンドラマ『やっぱそれ、よくないと思う。』(テレビ朝日系)が1月6日(金)23時15分から放送、及び民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて無料リアルタイム配信される。共演者に岡山天音久保田紗友井上祐貴を迎え、ちょっぴり破天荒で、切ない胸キュン物語が展開する。放送を前に本ドラマの見どころや押さえておくべきポイントを紹介していく。

ソフトバンクモバイル「ホワイト家族」シリーズなどを手がけた大ヒットCMプランナーの澤本嘉光が脚本を手がけ、「日清」「ZOZOTOWN」「au」など数々のヒットCMを手掛けてきたCMディレクターの伊勢田世山が演出を担当する本ドラマ。吉川はストリーマーになりたいと動画制作をはじめるも再生数に伸び悩み、思案の末にドッキリ系のドキュメンタリーに手を出してみるという、“イマドキ”な女の子・上新井田みどりを演じる。

みどりは、普段、園木佳奈(久保田)、池照海(井上)と共に3人組ストリーマー「ポン・ポコ・ピー」として活動しているが、気の利いたアイデアもなく、壊滅的に面白くない動画ばかり配信するため、再生回数が全く振るわないのが悩み。危機感を抱いたみどりがある日、園木と池照に「この際なんでもやる!」と宣言して奮起を促すと、池照から「今まで誰とも付き合ったことのなさそうな男にかわいい女の子をアプローチさせてみて、それをドキュメンタリー風に配信する」というとんでもなく無茶な企画を提案される。池照の提案に乗せられる形で、みどりは誰とも付き合ったことがない、冴えない男・石橋渉(岡山)に配信を通じて告白をする羽目になってしまうが……。

少々複雑そうにも見える物語だが、コミカルでテンポの良い演出と脚本が効いて、冒頭から一気に物語に引き込まれる。ドラマの前半は「ポン・ポコ・ピー」の3人の和気あいあいとした掛け合いや、モテない男・石橋と、その石橋に“嘘の恋愛”仕掛けるみどりのやりとりが楽しく、登場人物それぞれの憎めない個性に魅せられる。

吉川は、自らの美貌を武器に近づき、石橋と交際をはじめるみどりをとにかくキュートに明るく演じる。最初は石橋に対して「こんな人、絶対好きになるわけない!」と構えていたが、やがて石橋の優しさや少年のような純粋さを知り、少しずつ自分がしていることへの罪悪感にさいなまれるみどりの心情をうまく表現している。

石橋を演じる岡山も、その独特の風貌や個性を活かした演技でドラマを引っ張る。最初はおっちょこちょいで冴えない雰囲気満載の石橋が、終盤にはかっこよく、たくましくも見えてくるから不思議だ。また、「ポン・ポコ・ピー」として活動する園木と池照を演じる久保田と井上も魅力的なストリーマー仲間をコミカルに演じ、いい味を出している。

主題は四国・愛媛発の男女ツインボーカルパンクバンド・LONGMANが本作のために書き下ろした青春ラブソング「愛を信じたいんだ」が使われている。めまぐるしい展開ながらも、どこかほんわかとして、見た後に幸せな気持ちにさせてくれる本ドラマ。起死回生のために考えられた3人の破天荒な企画がどんな結末を迎えるか、ぜひ注目して見てほしい。

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