松本若菜が『情熱大陸』に登場、3年ぶりの里帰りで涙

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松本若菜が、11月27日に放送される『情熱大陸』(MBS・TBS系、毎週日曜23:00~)に出演する。

ドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)で大富豪の家に嫁いだヒロインに嫌がらせをする義理の姉を演じた松本。早口言葉さながらの台詞をまくし立て、変顔から替え歌まで……存在感抜群の怪演は「松本劇場」と称され、放送の度にネット上が沸くムーブメントとなった。その演技が評価され、今年の東京ドラマアウォードほか数々の助演女優賞に輝いている。

今でこそ出演作が途絶えぬ売れっ子だが、ほんの5年前まではアルバイトで食いつないでいた。芸能界に飛び込んだのは、21歳。高校卒業後に就職した故郷・鳥取の会社をやめ、親の反対を押し切って上京した。デビューこそ順調だったが、待っていたのは甘くない現実。オーディションに落ちまくり、たまの仕事は端役ばかり。仕事を聞かれた時は「“一応”女優です」と答え、バイトばかりしている自分を恥じてもいた。絶望にも似た悔しさを抱えながら立ち続けた日々の記憶は、今思い出しても涙が出る。

今回番組では、デビュー15年という節目で激変した松本の4か月を取材した。ミステリアスな役のイメージとは裏腹に、その素顔はとてもフレンドリー。激しい動きのあるシーンでテイクを重ね、脚がアザだらけになっても、撮影現場では笑顔と気遣いを絶やさない。一方で、自分のドラマのOAを見て「私の演技は記憶に残らない」と酷評するストイックな一面にも出会った。

コロナ禍で叶わなかった3年ぶりの里帰りにも同行。東京からテレビ電話で最期を看取った祖母の墓を訪ね、高校時代に毎日遊んでいた親友とも再会した。方言全開ではしゃぐ姿は、彼女たち曰く「あの頃と何も変わらない」そうだ。

そして松本が2人の姉と計画したのは、古希を迎えた両親を祝う夕食会。子供の頃から厳格で、芸能界に行くことを最後まで反対した父の口から聞いたのは、今まで知ることのなかった自分への思いだった。こみ上げる涙に、女優という生き方を選んだ苦労人の覚悟を見た。

なお先週の放送は、ジャルジャルが出演。ネタづくりの現場を撮影したいというスタッフに、福徳秀介は「見せられないというか、見られてたらできないんですよ」と返答。後藤淳平も「カメラあったら作れないですよ」と即答する場面があった。

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