コント日本一決定戦『キングオブコント2022』（TBS系）の決勝が8日、都内で行われ、ビスケットブラザーズ（きん、原田泰雅）が15代目キングの座に輝いた。なお決勝の模様は現在、民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて配信中。
優勝賞金1000万円を懸け、3018組がエントリーして行われた今大会の決勝には、いぬ、かが屋、クロコップ、コットン、ニッポンの社長、ビスケットブラザーズ、ロングコートダディ、ネルソンズ、や団、最高の人間の10組が出場。ビスケットブラザーズはファーストステージで481点を獲得し、や団、コットンとともにファイナルステージへ進出。ファイナルステージでも482点の高得点を獲得し、ファーストステージと合わせて、歴代最高の963点をマークして見事チャンピオンに輝いた。
優勝会見では、トロフィーが意外に重かったのか、2人がトロフィーを支えきれず、きんが手を離した隙に、原田がトロフィーを顔にぶつけてしまうハプニングも発生した。会場は一時騒然となったが、原田は「めっちゃくちゃ重い。僕ら、多分歴代のチャンピオンの中で一番パワーある方だと思うんですけど、その2人が顔打って怪我するって……。みなさんどうしてたんだろう」と思わず苦笑い。
改めて優勝の感想を問われると、きんは「偉大なる大会でチャンピオンにならせていただいたので、みんなに憧れられるような偉大なチャンピオンになれるよう精進します！」と嬉しそうにコメント。原田はこれに「僕はすぐに調子に乗ってしまうタイプ。偉大なチャンピオンにはなれそうにないのに偉大なのは相方に任せます」と合いの手を入れつつ、「所属が大阪吉本。これで少しでも大阪が盛り上がればいいなって思います」と笑顔を見せる。また、原田は「今まで太っちょで劇場にお客さんを呼べていなかったので、これでお客さんが少しでも増えて恩返しができればいいな」とも話した。
優勝賞金1000万円の使い道については、まず原田が「僕は実家が岸和田なんですけど、土地があるので、賞金を使って地元にビスブラ公園を作りたい」と意外な回答をして笑わせる。きんは「家族に少しでも恩返しを」と家族のために使いたいと述べ、原田が「相方の父はレクサスに乗りたいって言ってるんです。相方だけでなく僕にも言ってきます」ときんの父親の欲しいものを紹介。これにきんは「使い道はレクサスor公園で」とにっこり。優勝賞金に加え、米1トンもプレゼントされるが、きんは劇場の仲間に振る舞いたいと述べ、「みんなで美味しくいただきます」と仲間思いの一面を見せた。
原田は決勝進出が決まった際、霜降り明星のせいやと食事をしたことを明かし、「決勝進出が決まって、（せいやが）『お前ら、スゴいよ。ファイナリスト2回はエグいわ』って」とせいやが2人の躍進を喜んだことを紹介。せいやは「俺と食事したらチャンピオンになるねん。前も後輩と食事したら劇場で1位をとってな」と2人を励まして送り出してくれたという。
今回の優勝を経て、「東京進出をする意思はあるか」との質問も受けたが、原田は「考えてはいるんですけど、直近でいくというようなことは考えていないです」とコメント。「大阪でやっとご飯食べていけるようになったばかり。今から東京に行くって聞くとちょっとビビってしまいます」と話して笑顔を見せていた。
