9月25日に放送された関ジャニ∞（横山裕、村上信五、丸山隆平、安田章大、大倉忠義）の音楽バラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』（テレビ朝日系、毎週日曜23:00～）は、今年デビュー50周年を迎える松任谷由実を特集。90分に渡るインタビューの中で、本人が“再ブレイク”について語った。
これまで数々の名曲を生み出してきた松任谷だったが、インタビューでは人気が落ちた低迷期のことを回顧。1976年に音楽プロデューサーの松任谷正隆と結婚し、荒井由実から松任谷由実になったことで、潮が引くように人気やライブの動員が落ちていったのだとか。松任谷は「逆に開き直って、模索し出しましたね。前やっていたことはいったん忘れて、再出発みたいな気持ちになりました」と、曲作りにも変化があったことを打ち明けた。
姓が変わったことで「ショービジネスはまず名前」だということに気づかされた松任谷は、当時のポスターにも「“元”荒井由実」と書かれてしまったというエピソードを披露。しかし、それが逆にモチベーションになったそうで、松任谷は「音楽的な雰囲気も含めて、荒井由実を絶対超えるんだって、心の底ではずっと思ってました」と、当時の心境を明かした。
やがて人気も回復し、初の武道館公演を成功させた松任谷は、再ブレイクの契機になった1981年の楽曲「守ってあげたい」をはじめとするヒット曲についても解説した。そして80年代はアーティストとして充実した時間を過ごしていたという松任谷だったが、一方で再ブレイクの難しさも痛感。「世界のアーティストとか、俳優さんとか見てても、再ブレイクっていうのは本当にエネルギーがいること。そこがなかったら、今はないですね」と振り返った。
そんな松任谷の告白に、ネット上では「人気が落ちたイメージなんてなかった」「ユーミン本人の口から聞けるとは」などの声が寄せられた。
次回10月2日は、松任谷由実特集の完結編が放送される。
