“演出家”岩崎う大に密着!その絶妙な演出法に吉岡里帆は…

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海原やすよ ともこ海原やすよ海原ともこ)の冠MC番組『やすとものいたって真剣です』(ABC、毎週木曜23:17〜※関西ローカル)が7月21日に放送。この日は、お〜い!久馬ザ・プラン9)、岩崎う大かもめんたる)、野村尚平令和喜多みな実)ら、“演劇に魅了された劇作家芸人”が真剣トーク。お笑いとは異なる演劇の魅力や裏側、苦労を語り合う。

実はいま、お笑い芸人が手がける演劇が注目を集め、演劇界に新風を巻き起こしている。今回は、作・演出・出演までこなす劇作家芸人がゲストに登場。『M-1グランプリ』決勝進出の経験を持つザ・プラン9の久馬は、様々な芸人たちを招く舞台『月刊コント』を毎月開催。あの『伝説の一日』に披露された「さんまの駐在さん」の脚本も担当した、王道コメディをこだわりぬく脚本家だ。

キングオブコント2013』の王者、かもめんたるは2015年に劇団かもめんたるを旗揚げ。作・演出を手がけるう大の独創性のある摩訶不思議な舞台は、演劇界で最も歴史と知名度のある「岸田國士戯曲賞」の最終候補にノミネートされるなど、ファンタジーと笑いを見事に融合させた舞台が注目を浴びている。

よしもと漫才劇場の実力派、令和喜多みな実の野村は2018年に劇団コケコッコーを旗揚げ。その翌年には母親のお葬式を描いた舞台で関西演劇祭の6部門中4部門の賞を獲得。リアリティを突き詰めたヒューマンコメディを得意とする脚本家だ。

番組に何度か登場し、芸人たちからそのスゴさについて語られてきた久馬だが、久馬の舞台に出演経験のあるう大は「ものすごく自由。やりたいようにやらせてもらって、役者としてノーストレスだった」と、懐の深さに感心したという。また、「僕が濃厚接触者になって、『月刊コント』に出られなくなったとき……」と、緊急事態にも臨機応変に対応できる久馬の圧倒的なスゴさを明かす。これには「そういう時こそワクワクする。プロの腕の見せどころ」という久馬。そんな彼が「さんまの駐在さん」の脚本を担当することになり、明石家さんまから「俺とジミーと中川家次長課長でやるシーンがあれば、後は全部任せる」と言われたときのエピソードを披露。さらに、久馬が語る本番でのさんまのスゴさとは?

不可思議な“う大ワールド”が人気のう大の舞台。その魅力について、「う大くんならではの“キモおもしろさ”」を久馬が挙げると、野村も「言葉選びがスゴイ。お芝居の台詞なのに、一冊読み終えた読了感がある」と、う大のセンスを絶賛する。そこで、う大の舞台の稽古場に密着。8月に大阪で上演される吉岡里帆主演の舞台『スルメが丘は花の匂い』は、不思議な世界を描くファンタジーコメディ。その顔合わせから台本の読み合わせ、立ち稽古までを追っていくと、演出家としての本領を発揮するう大。なかでも、独特の例えで台詞の微妙なニュアンスを伝える演技指導が冴える!? その絶妙な演出法に吉岡は……?

「子供の頃から人間味のある人情喜劇が好き」という野村。新喜劇の夜のイベント公演を担当することもあるという。そんな野村は「劇場に来てくれる人には舞台の醍醐味を味わってほしい」と、匂いや音を使ったこだわりの演出を紹介する。

演劇の舞台には苦手意識のあるやすよとともこだが、劇作家芸人3人が「こんな物語のこんな役で出てもらえませんか?」と、やすともに真剣プレゼン! 三人三様の個性が現れたストーリーを発表するが、なかでもう大は「大阪ザクロ 埼玉に散る」というタイトルで、まさかのストーリーを提案。やすともが大爆笑した最後の台詞とは?

前回は、関西のお笑い界を支える中堅世代のモンスターエンジン西森洋一大林健二)、スマイル瀬戸洋祐ウーイェイよしたか)、ギャロップ林健毛利大亮)が現在、過去、未来を真剣トークする「関西中堅三銃士SP」が放送された。

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