内藤剛志、チームワークの秘訣は「TikTokで踊ってる」『警視庁強行犯係 樋口顕Season2』

公開: 更新:

内藤剛志が主演を務める金曜8時のドラマ『警視庁強行犯係 樋口顕 Season2』(テレビ東京系、毎週金曜20:00〜)が、7月15日よりスタート。及び、民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて無料リアルタイム配信される。放送を前に、記者会見が都内にて行われ、内藤をはじめ、佐野岳片山萌美小松利昌が出席した。

本作は、“警察小説の第一人者”である今野敏原作の本格ミステリーをドラマ化した「強行犯係 樋口顕」シリーズ。自分が信じる正義を貫き、愚直なまでに真摯に事件に向き合う等身大の刑事・樋口顕(内藤)が、事件の裏に潜む真実を追求し解明していくサスペンスドラマ作品だ。これまで全12作のスペシャルドラマ、さらに昨年1月期には連続ドラマとしてSeason1が放送された。

待望のSeason2の放送が決まり、佐野は「事件のテーマが身近なものが増えてきて、僕らも正義をかざして悪者を成敗するわけでなく、犯人に寄り添って視聴者と一緒に“正義ってなんだろう”と考えることが、時代にハマっているのではないでしょうか」と改めて魅力を述べた。片山も「心情や人間を描いているので、それが刑事ドラマ的にただ面白いだけじゃない」と本作ならではの見どころを語った。

そんな現場を引っ張っている内藤に対して佐野は、「こんな現場はなかなかない!」と座長が先導する現場の頼もしさを語る。会見が始まる前には全員がダンスをしたり、記者に向かってピースをしたりと和やかムードが流れており、そんな「樋口班」のチームの結束力を聞かれると、内藤は「このコンテンツはTikTokで踊ったりしているのですが、その辺りを含めてチームワークだと思います。誰かがイヤだと言うと何も宣伝せずに終わってしまうので(笑)」とアピールした。

また、この作品以外にも多くの刑事役を演じている内藤。「他のキャラクターと比べて何か変化をつけているのか」という質問が投げかけられると、内藤は「樋口はすれ違っても覚えていないくらいの、目立たない人間。最初は白黒で、だんだん色がついていくイメージで演じています」と意識していることを明かした。

そんな樋口に対する印象を聞かれた共演陣は、「内藤さんが言ったとおり、最初の樋口はニュートラルな状態。犯人に寄り添うことで、心の色が少しずつ付いていく」(小松)。「信頼感があって、ついていきたくなる理想の上司。余計なことは言わないけど、心から何かを出しているのが伝わってくる人」(片山)。「僕が演じる菊池和馬は若手の刑事なので、視野が狭まってしまう。そんな菊池に係長は全部を教えてくれるわけではないのですが、台詞の裏にある気持ちを目で教えてくれます。実際の関係もそうなので、俳優としても色々学んでいます」(佐野)と、それぞれの思いを語っていた。

<第1話あらすじ>
ジャーナリストの桜井瞬一(西興一朗)が殺された。現場には十字架のような破片が……。捜査一課・強行犯係の樋口顕(内藤)は二課の氏家譲(佐野史郎)から桜井が収賄疑惑の議員・木崎(大浦龍宇一)の裏帳簿データを持っていたと聞かされる。しかし桜井が残したUSBメモリーには20年前の強盗殺人事件の記事が……。それは樋口と氏家が出会った因縁の事件だった。樋口はその事件を指揮した元刑事・宮前大樹(大地康雄)の元を訪ねる。

PICK UP