橋本愛、“1万円”の意外な使い方を告白「家族にペッて…」

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7月20日にスタートするドラマ『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系、毎週水曜22:00~)の完成披露試写会が7月9日、都内で行われ、主演の橋本愛をはじめ、中村蒼美村里江板谷由夏鈴木保奈美が登壇した。

脚本・遊川和彦、プロデューサー・大平太の『家政婦のミタ』コンビが描く本作は、橋本演じる合格率100%を誇る謎の家庭教師・トラコが、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子供を救っていく個別指導式ヒューマンドラマ。トラコのパートナー役を中村、トラコに仕事を依頼する母親役を美村、板谷、鈴木が演じる。

第1話を見た感想を聞かれた橋本は「吸引力がすごくある」と話し、劇中で数々のコスプレ姿を披露していることから「扮装を変えることで、トラコさんの内側の部分がコロコロと変わる気がして、カラフルで楽しい日々を過ごさせていただいています」と笑顔を見せた。

一方、美村は娘・知恵役を演じる加藤柚凪について「ほんっとに頭がいい子」といい、「その知恵ちゃんが本読みの時からずっと『アホの子になれ』と言われていて(笑)。『わかんな〜い』っていう台詞の言い方に何度もチャレンジしていたので、改めて映像を見て、オカンの気持ちと役者の気持ちが混じってしまいました」と明かした。

また板谷は「やっぱり遊川さんの本は読んでいるよりも、みんなで演じるとすごくキャラクターが立ち上がる」と語り、「遊川節が炸裂なので、是非お楽しみいただきたい」とアピール。鈴木もそれに同調し、「スパスパッと刺さる言葉がどんどん出てきて。改めて自分もそういう台詞を大事にしながら芝居していかなくてはいけないなと思いました」と述べた。

第1話で描かれるテーマにちなんで「幸せな1万円の使い方」について聞かれた橋本は、「ふだんから1万円を基準に人へのプレゼントを選んでいる」と打ち明け、「何かの経験になったり、長く使えたりするものを」とプレゼントの選び方を告白。さらに、「家族にぺッて1万円を振り込んで、“使え!”っていうこともある」と意外なエピソードを披露し、会場を驚かせた。

同じ質問に、桃が大好物だという中村は「少し良い桃を買って食べたい」、美村は「釣り」と回答。そんな中、板谷は「保奈美さんと合体して2万円にして、スタジオの前室においしいアイスクリームでも」とにっこり。さらに「みなさん、合算どうですか?」と提案すると、美村は「じゃあ私も釣り、諦めます」と笑い、鈴木は「そのうちの3000円くらいは中村くんの桃で」とチームの絆を見せた。

ここで、母親役を演じる3人へのサプライズとして、子供役の加藤、阿久津慶人細田佳央太からの手紙を橋本と中村が代読。三村、鈴木は「ありがとうございます」とほほえみ、阿久津と親子役を演じる板谷は「ちょうど思春期の男の子なので、接し方が難しいんですね。私もいろいろと(接し方を)探っていたので、めちゃくちゃ嬉しいです」と目を潤ませた。

中村は「それぞれ3人の子供達は、その年代だからこそできるお芝居っていうものをしっかりされてるので、僕も刺激をもらっています」とコメント。かたや橋本が「私もいつかお手紙ほしいなって思っちゃいました」と本音をこぼすと、鈴木、板谷が「椅子から立ち上がり、実は遊川さんから……」とジョークを飛ばす一幕も。橋本はすぐさま「それ(手紙)はいいです」と話して笑わせた。

同期のサクラ』『35歳の少女』に続く3作目の遊川作品出演となる橋本は「3つにすごく通底するなと思ったのは“怒り”という感情」とし、「少なくとも自分自身がトラコさんに共感しながら表現しなければいけない」と吐露。ふだんから穏やかに生活することを心がけている橋本にとってそれは簡単なことではなかったというが、「今は怒りを抱えてしか生きられないトラコさんのことを、私はすごく愛している」と力を込めた。

さらに、「壁から覗くようなシーンのときに、あれ? 私(家政婦の)ミタかな、みたいな(笑)。10年くらい前、ドラマを見ていたときは、私がこっち側をやる人生になるなんて思ってなかった」と感慨深げ。最後は「遊川さんファンの方には、『あ、遊川さんが帰ってきた』と思ってもらえるんじゃないかなという期待もあります」と話し、「毎回毎回、本当に素敵な台詞があるので、ひとりでも力をもらえた、と思ってくださったら本望です」と締めくくった。

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