土屋太鳳が主演を務め、松下洸平と共演する木曜劇場『やんごとなき一族』（フジテレビ系、毎週木曜22:00～）の第8話が、6月9日に放送。ネット上では、深山佐都（土屋）のたくましさに反響が寄せられた（以下、ネタバレが含まれます）。
同ドラマは、講談社「Kiss」で連載中のこやまゆかりによる同名コミックが原作。庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった下町育ちの主人公・佐都が、理不尽な一族のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄されながらも、夫・深山健太（松下）とともに真正面から立ち向かい奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”。
健太の父・圭一（石橋凌）が佐都に深山家から出ていくように告げ、それに憤慨した佐都の母・篠原良恵（石野真子）は、病室に駆け付けた健太に「佐都と別れてください」と頭を下げる。それに対し、何も言えず立ち去る健太だったが、再び病室に戻り、ドア越しに佐都と対話。健太が良恵に何も言えなかったことや自身の不甲斐なさを謝罪すると、佐都はドアを開けて健太にバックハグ。「私の幸せは健太と一緒にいることだよ」と告げ、生まれてくる子供と健太と一緒にいるためなら何でもすると伝え、2人はさらに絆を強める。
翌日、健太の秘書・立花泉（佐々木希）が佐都の病室へ。「私もいつかここで健ちゃんの赤ちゃん産むのかな？」などと、佐都を挑発するが、佐都は渡されたお見舞いの花をはねのけ「ふざけないで」と一蹴。健太と別れない限りみんなが不幸になると告げる泉に「私たちはギブアップなんてしません」と宣言。「舐めないで」と啖呵を切り追い払う。
それを偶然、廊下で聞いていた深山家の三男・大介（渡邊圭祐）は、マダムキリコ（長谷川京子）に相談。泉の父であり環境大臣の立花隆（篠井英介）が“パワハラ男”だという弱みを握るキリコは、過去のパワハラを公にしない条件で、健太夫婦から手を引くこと、温泉事業を許可することを承認させる。
この一件で父親から見捨てられた泉は、「これ以上生きていても苦しいだけ」と、今度は健太を巻き沿いにビルの上から飛び降りを図るが、2人とも運良く一命を取り留める。泉のせいで健太も危ない目にあったのにも関わらず、誰もお見舞いに来ない泉のことが気がかりな佐都は、健太が退院する日に泉の病室へ。投げやりな態度を見せる泉に、「ちゃんと自分のしたことと向き合ってよ」とぶつけ、「人は何度でもやり直せる」と、“完璧”という呪いから逃れるべきだと説得した。
ネット上では、佐都の泉への言動に「佐都ちゃんカッコいい！」「強くて優しい」「説得力ある」といったコメントが。同時に、泉の背景が描かれたストーリーに「泉もかわいそう」「頑張って」などの声も上がった。
次回第9話は6月16日に放送。圭一の妹・春菜（キムラ緑子）が深山家にやってくる。
なお現在TVerでは、第1話から第8話までのあらすじを8分にまとめたダイジェスト動画を配信中。
