井桁弘恵、主演作で「新しい自分の一面を知れた」ぶりっこポーズのお手本は…

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4月6日からスタートするドラマParavi『メンタル強め美女白川さん』(テレビ東京系・毎週水曜24:30~)で、民放連続ドラマ初主演を務める井桁弘恵さん。

多くの女性に支持されている獅子さんの人気コミックを連ドラ化した本作。仕事仲間や女友達のマウント、嫉妬や嫌がらせ、SNSでの誹謗中傷など、女性を苦しめるプチストレスが溢れかえる社会で、井桁さんは、他人の言葉に惑わされず、笑顔と自己肯定感たっぷりの返しで華麗にかわしていく最強美女・白川桃乃を演じます。

仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)で一躍脚光を浴び、『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)のMC、情報番組『ヒルナンデス』(日本テレビ系)の水曜シーズンレギュラーとしても活躍するなどオファーが絶えない中、大役に抜擢された井桁さんに連ドラ主演を務める今の気持ちをはじめ、演じる役どころや本作の魅力などについて伺いました。

――民放連続ドラマ初主演ということで、現場での振る舞いや心持ちなど、今までの現場とは何か違いがありますか?

最初はプレッシャーがすごくて、「ちゃんとしなきゃ」「どうしたらいいだろう」といろいろ考え過ぎて、空回りしていたんですが、本末転倒になりかねないと感じ、まずは目の前のお芝居を一生懸命やるということに気持ちを切り替えました。それからは、「現場を楽しめたらいいな」という心持ちで過ごしています。

――営業事務として働く白川さんは、「私は私、可愛く、強く!」をモットーに生きる“メンタル強め美女”。「ぶりっ子」「ヒイキされてる」という周りのひがみや陰口もポジティブメンタルで一切気にしませんが、井桁さんから見てどのような女性に見えますか?

白川さんは、ただメンタルが強いと思われがちですが、私は、そうではないのかなと思っていて。ちゃんと人の言葉や言動に傷ついてはいるけど、そこをいかにポジティブに向き合い、切り替えられるか。自分の心との向き合い方が、とても上手な女性だと思っています。

もし傷付いても「ここで傷付いてもしょうがない」「ポジティブになるにはどうしたらいいのか」と自分で考えて、それを行動に移せるのが強さの秘訣。心が強い訳じゃなく、客観的に自分の心を見られるのが魅了的だなと感じます。

ドラマでは、白川さんが高校生時代に色々な経験を経て強くなっている部分も描かれているので、ただすごい人という訳じゃないのが伝わればいいですし、誰でもきっかけがあれば白川さんになれるということが伝わればいいなと思います。

――井桁さん自身もそういう白川さんの姿勢に共感しますか? また、共通点はありますか?

私も落ち込んでる時や緊張してる時は、「今、落ち込んでるな」「今、あの人の言動に傷ついたな」など自分の心の状態を考えるんです。白川さんほど強くないですが、それを客観的に見て割り切って、ポジティブに考えられるところは似てるのかなと思います。基本的に、マインドを整えて、落ちてもそこまで引きずりません。

ただ、その時の状況や環境、心の状態によっては、白川さんみたいにポジティブに切り返せない時もあるし、些細な人の言動が気になっちゃうので、そこはまだまだ白川さんに追いつけてない部分ですね。

――野呂佳代さんが、白川さんの同僚で、周りの言葉に傷ついてしまう繊細な心の持ち主の町田杏花を演じられます。共演されてみていかがですか?

野呂さんは本当に面白い方です。アドリブをする機会もありますが、その際は野呂さんワールドでアドリブが進んでいくので、私はそれがすごく楽しみで。「次、何が出てくるんだろう」とワクワクしています。監督から「同じことをやって」と言われてるのに、ちょっとずつ変えてしまう野呂さんがすごく可愛らしくて、いつも笑っちゃいますね。

――周囲からの信頼も厚い姉御肌で、ある出来事をきっかけに白川さんの良き理解者になる梅本カンナ役は、秋元才加さんが演じられますね。

秋元さんは共演前、キリッとした方なのかなと思っていたんです。けど、撮影が始まった時が寒かったこともあり、早々にみんなに温かくなるグッズをプレゼントしてくださって。まだお話を始めて時間が経ってない中でのそういう優しさが、本当にうれしかったです。お姉さん感が強く、全力で向き合ってくださるので、ドラマのことをはじめ、いろいろなことを相談しています。

――白川さんの部署に配属された新入社員で、会社の先輩から誘われる飲み会や合コンに苦痛を感じて悩む今ドキ男子・倉橋和樹役は、佐藤龍我さん(美 少年/ジャニーズJr.)が演じられます。佐藤さんはどんな印象ですか?

佐藤さんは本当にほんわかしていて、チャーミングな一面もあり、倉橋にピッタリだなと思います。「倉橋くん、推せる!」という台詞がありますが、まさにそうで、後輩として愛したくなるようなかわいいキャラの方です。

――今回、ぶりっこ演技がありますが、スムーズにできましたか?

自分とはかけ離れてるので、最初はどうしたらいいんだろうと思っていて。ですが、お姉さんキャラの野呂さんや秋元さんと一緒にお芝居をしていると、私も妹キャラとしてちょっとあざといことをしやすく、しかも2人がそれを受け入れてくださるんです。なので、そこでいろいろなことを試していくうちに、だんだんやりやすくなってきました。無理せずにアイデアが出てくるようになって、今ではぶりっこポーズなどを考えるのが楽しくなってきました(笑)。

――ちなみに、そういうボーズは何かを参考にされることも?

あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)の田中みな実さんなどをイメージしました。あと、原作でもいろいろなポーズが出てくるので、それを参考にしながら、あくまでどこかにいそうだなと思えるくらいの、ブッ飛び過ぎないラインを探りながらやってます。1人で鏡を見て練習することもありますね(笑)。

――逆に白川さんを演じる上で難しいと感じた部分はありますか?

家でひとり自問自答するシーンが多いのですが、普段あまりしないことなので、ひとりでどう表現するかはすごく難しいですね。でも、監督とアイデアをだしながら、楽しみながら演じるようにしています。

――本作は白川さんの言葉やマインドが女性たちのコンプレックスに寄り添うサプリメントドラマですが、井桁さん自身はどういうことをして元気を取り戻されますか?

私は人と話すことがすごくリフレッシュになるので、落ち込んでいる時はポジティブな人に会うようにしています。なかなか会えない時は、好きなキングコング(梶原雄太、西野亮廣)さんをはじめ楽しいYouTubeを見てメンタルを上げますね。あとはガッツリ寝ます(笑)。

――白川さんの台詞はハッとさせられるものが多いですが、井桁さんが心に響いた台詞はありましたか?

1話の「そんな失礼な人間の美意識は、信用するに値しなくないですか?」という台詞です。他には、「身長が高いのが好きか嫌いということは、ニンジンが好きでキャベツが嫌いと同じこと」という台詞は刺さりました。考え方のヒントになる台詞が本当に多いです。

――改めて、作品の見どころを教えてください。

考え方を少し変えることで、無理せずにポジティブになれる。そういうメッセージが込めれていて、そこは誰にでも共感しやすいと思います。これが正しいと押し付けられてるのではなく、こういう考え方をしたらちょっとは楽になるというヒントを提示してくれるドラマだと思うので、気張らずに見てもらえたらうれしいです。

――民放連ドラ初主演という大役を経て、女優として得たものはありますか? 今後の目標は?

私の私生活は意外と落ち着いていて、白川さんほどキャピッとしてないのですが、あざと可愛い白川さんを演じてみて、意外にもすごく楽しかったんです。新しい自分の一面を知れたので、これからも自分の幅を狭めずに、いろいろな役に挑戦したいです。

hair & make:川嵜瞳
stylist:コギソマナ(io)

■衣装クレジット
トップス¥44000 スカート¥52800/MIKAGE SHIN ミュール¥9680/ル タロン プリュ 有楽町マルイ店 アクセサリー/スタイリスト私物 ※プライスは税込です

■お問い合わせ先
・MIKAGE SHIN info@mikageshin.com

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