6月3日（月）に放送した「家、ついて行ってイイですか（明け方）」（毎週月曜深夜）では、東京・中野区で出会った、大正時代のコートに身を包んだ男女のお家について行きました。
中野区にある「新井薬師 梅照院」で開催されていた「新井薬師骨董市」を訪れました。関東で最も歴史がある骨董市の1つです。この日はあいにくの雨。お客さんもまばらですが、「好きな人は来ますよ」と店主さん。すると、レトロな雰囲気の男女を発見。お2人が着ていたのは大正時代のトンビコートでした。骨董市だからというわけではなく、「古い時代が好きなので日常から着ています」とのこと。友人だというお2人ですが、知り合ったきっかけはSNS。そこは令和ならでは。
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買い物代をお支払いするので「家、ついて行ってイイですか」と交渉してみると、女性から「私はいいですけど」とあっさりOKが出ました。しかし、お2人は「会うのは今日が2回目」。男性は女性の家に行ったことがないそうで、「迷惑でなければ」と恐縮しながら一緒について行くことに！ 女性が、「私の部屋の雰囲気に合いそう」というランプを見つけたところでお支払い。「雨降り値段で」という店主さんのおかげで、スペシャルプライスで購入できました！
かえでさん（24歳）は絵の勉強をしながらアートオフィスのお手伝いを、けんとさん（25歳）は鮮魚店で魚を捌く仕事をしているそうです。青森県出身のかえでさんは17歳で上京したため、逆に地元への愛情が強くなっていると話します。古き良き時代に思いを馳せる2人。けんとさんはかえでさんのSNSを見つけて「この世界にこんな素敵な方がいるんだ」と衝撃を受け、お茶に誘ったそうです。最初にメッセージを送ってからまだ2カ月ほどということで、2人の間には微妙な距離があります。お姉さんと住んでいるという4LDKの一軒家に到着。玄関先で待っている間、けんとさんにかえでさんの印象を聞いてみると「素敵な方だと思います」とのこと。初めてかえでさんと会ったのは喫茶店で、午後から夜11時の閉店時間まで話していたと言い、すごく気が合う様子。「人生で1人か2人出会うか出会わないかくらいのすごい方」と、かえでさんを絶賛します。現在、カノジョはいないというけんとさん。邪推はよろしくないですが、もしや…？
かえでさんはレトロな雰囲気の着物に着替えてお出迎え！ けんとさんも「自分も部屋で着ますね」といい、「楽なので」と意気投合した様子。最初に通されたのはかえでさんのお部屋です。入ってみると部屋じゅう絵と本で埋め尽くされており、アトリエのような雰囲気。かえでさんは大学で日本画を勉強中で、絵は自身で描いたものでした。「（プロで）やっていくため今一生懸命頑張っている」と夢を語ります。
一方、かえでさんの部屋に初めて入ったけんとさんは、「感無量です」と喜びをあらわに。かえでさんが「乖離性を表現した」という絵を見ると拍手しながら、「感受性が似ている」と感性の一致を強調。
ベッドの奥には「ねぷた絵」が飾られています。「毎年弘前の『ねぷた』に参加して引っ張ったりしていて」といい、青森に関する書籍も何冊か飾られています。「ルーツを知るために色々読んだりしてみました」とかえでさん。けんとさんは「ルーツを知りたいという感受性が自分とも繋がる」とアピール！ おや、やはり…？
かえでさんは完全に文系かと思いきや、小3から高1までバスケットボール部だったといいます。ここでけんとさんも「僕もバスケ10年くらいやっていて」とすかさず共通点をアピール！
かえでさんがキッチンを片付けるために、いったん部屋を出ました。けんとさんは前回お近づきの印にプレゼントしたという和染缶が置いてあるのを確認して嬉しそう。紅葉柄を選んだのは、かえでさんの名前にちなんだのと、けんとさんの実家のお寺が紅葉の名所だからだそうです。「次は歌舞伎を観たいね」という話もしているそうですが、次の約束はまだとのこと。
片付けから戻ったかえでさんが、リビングを案内してくれました。どこか懐かしさを感じさせる空間です。棚には著名な切り絵作家のかるたが置かれていました。日本文化に詳しいお姉さんとかるたをすることもあるそうですが、お姉さんは結婚を控えているため「ちょっと寂しい」と本音も。「青森に戻ろうか、東京で1人で暮らそうか」と悩むかえでさんの話を聞くけんとさんの顔は、超真剣モード！
けんとさんが思いきって歌舞伎の話を振ると、かえでさんは「一緒に観ますか？」と、なぜか番組スタッフを誘います。話をはぐらかされて、けんとさんはちょっぴり不服な様子。察した番組スタッフが「お2人って似てるとこありません？」とさりげなく仲を取り持とうとします。さて、かえでさんの反応は…
