モミジ農園を営むアメリカ兄弟が人生激変!番組史上最大級の進化!:世界!ニッポン行きたい人応援団

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(月曜夜8時)。毎回ニッポンを愛する外国人たちの熱い想いを紹介し、感動を巻き起こしています。

今回は、スペイン女性とアメリカの兄弟、さらにポーランド女性の来日の様子をお届けします。

【動画】「ニッポンに行きたくて行きたくてたまらない」と願う外国人に密着!そこにはたくさんの感動が!

カレーパンの名店で、美味しさの秘密に迫る


紹介するのは、スペインのグラン・カナリアに住む、「カレーパン」を愛するイレーネさん。

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ニッポンが誇る惣菜パンの王様・カレーパン。昭和初期、洋食の人気メニューだったカレーとカツレツをヒントに考案されたといいます。

パンが大好きで、ドイツでパン作りを学んだこともあるイレーネさんは、15歳の時、ニッポンの漫画「黒執事」でカレーパンの存在を知り、衝撃を受けたそう。インターネットの情報をもとに独学でカレーパンを作ってきましたが、ニッポンにはまだ一度も行ったことがありません。

「美味しいカレーパンの作り方を学んでお母さんに食べさせたいです」と話すイレーネさんを、ニッポンにご招待! 4年前に初来日を果たしました。

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まずは、カレーパンを売り出した元祖といわれる、東京・江東区森下にある「カトレア」へ。行列に並ぶこと30分、ニッポンのカレーパンの美味しさに大興奮!続いて、愛媛県八幡浜市にある「パン・メゾン」へ。創業当時からカレーパンが人気で、カレーも自家製。このカレーパンの美味しさの秘密を、オーナーの平田巳登志さんと、カレーパン担当の石井孝典さんに教えていただくことに。

最初はルー作りから。具の要となる牛肉は、下味をつけて一晩寝かせ、焦げ目をつけて旨味を引き立てるのがポイントです。
ルーで最も大切なのは、舌触りの良いとろみを生む水分量。石井さんはルーを煮込む際、どこまで水分が飛んでいるかを測り、ちょうど良い水分量になるまで煮込んでいるそう。この水分量が、冷めても美味しい秘密。水と油が分離することなく、絶妙なとろみと舌触りが保たれるのです。こうして煮込んだルーは冷蔵車で一晩寝かせ、丸2日かけてようやく完成!

昼休みを挟んで、次は生地作り。事前にイレーネさんのパン作りの映像を見てくださった平田さんからは、「グルテンが出てないんです、粉の。だから伸びが悪いんです」と指摘が。加工しやすい、柔らかくもっちりとした生地にするためには、よく叩いて伸び縮みするグルテンを作らなければなりません。

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生地を叩く工程を知らなかったイレーネさん。平田さんから「愛を込めて思いっきり叩く。おいしくなあれ、おいしくなあれって」と指導を受け、叩くこと20分。ここから1時間発酵させ、生地を小分けにし、さらに一晩発酵させることで、包める状態に。

いよいよルーを包む工程。ヘラで具を押し込み、手を軽く握って包むのがポイントです。
イレーネさんも挑戦すると、押し込み過ぎて生地が薄く広がってしまいました。力加減を覚えるために何度も練習し、ようやく包めるように。

ルーを包んだ生地に衣をつけたら3度目の発酵。しっかり叩いた分、グルテンが形成され、独特のもっちりした生地に。これを揚げればカレーパンの完成です。きれいな仕上がりを見て「私が作ったものとは思えません」と感動するイレーネさん。せめてものお礼にと、閉店時の片付けをお手伝いさせていただきました。

翌朝5時半、すでにお店には平田さんとイレーネさんの姿が。「他のニッポンのパンも故郷のみんなに作ってあげたいです」と話すイレーネさんのために、新作パンを一緒に考えてくださることに。

試作した6種類のパンのうち、イレーネさんのお気に入りは、ピザソースにベーコンと玉ねぎをトッピングした惣菜パン。このパンを、なんと店頭で販売するサプライズが! わずか30分で完売し、「こんな経験ができるなんて夢のようです」と大感激のイレーネさんでした。

別れの時。「とても楽しい時間を本当にありがとうございました」と、イレーネさんが皆さんの似顔絵を描いた色紙を渡すと、お店の制服をプレゼントしていただきました。

平田さん、「パン・メゾン」の皆さん、本当にありがとうございました!

あれから4年、イレーネさんは専門学校を卒業後、アニメ制作会社に就職。カレーパンは相変わらず大好きで、交際を始めた彼の胃袋もカレーパンでがっちり掴んだそう。

一方、「パン・メゾン」では、平田さんが今年4月に68歳で引退。お店は息子さんに任せ、今はご夫婦で日本各地を旅しているそう。イレーネさんの色紙は、今も大切に飾られています。

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