かつては閑古鳥、24年前に「愛の貧乏脱出大作戦」に出た飲食店のいま:有吉の世界同時中継

公開: 更新: テレ東プラス

海外で活躍する取材コーディネーターや日本大好き外国人などの海外特派員と中継をつなぎ、世界の国々を中継で旅する新感覚旅番組「有吉の世界同時中継」。「テレ東プラス」では、8月3日に放送された番組の中から「超意外なキッカケで復活! 奇跡の洋食店」の内容を振り返る。

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一度はつぶれかけたにもかかわらず、意外な出来事で行列店になった洋食店が茨城県桜川市にある。その名は「レストラン ペンギン」。行列の人たちの目当ては、細長く俵型に整えた絶品のハンバーグだ。デミグラスや和風しょうゆなど7種類の味を選べるが、一番人気は塩。絶妙な焼き加減のハンバーグに厳選されたフランス産の塩をかけることで、肉本来のうまみが引き出されるという。つなぎを使わず黒毛和牛100%の肉を粗挽きにし、手でこねる。

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こだわりの味で人気のペンギンだが、かつては借金にまみれ、つぶれかけた過去があった。潮目が変わったのは、1998年から2002年まで放送されていた、みのもんた司会の「愛の貧乏脱出大作戦」(テレビ東京系)に出演してからだった。

その名の通り「貧乏」な店を番組がテコ入れし、ダメ店主を鍛えて店の再起を図るという番組。オーナーの井上のり江さんは24年前にこの番組に出演し、閑古鳥が鳴く店を立て直そうとした。当時のペンギンは、節約のため暖房は灯油ストーブのみ。節電のため半分の明かりを消した薄暗い店内では、手持ちぶさたの従業員たちがストーブの前に集っていた。

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