真夜中の「マッチョ理容店」は誰のため? 深夜0時、住宅街に明かりがポツリ:有吉の世界同時中継

公開: 更新: テレ東プラス

海外で活躍する取材コーディネーターや日本大好き外国人などの海外特派員と中継をつなぎ、世界の国々を中継で旅する新感覚旅番組「有吉の世界同時中継~今、そっちってどうなってますか?~」。「テレ東プラス」では、1月12日に放送された番組の中から「神奈川県の深夜営業の謎の店」の内容をプレイバックする。

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神奈川県・三浦半島西部にある葉山町。深夜0時を過ぎた静まり返る住宅街に、ぽつりと明かりがともっていた。入り口の銭湯のようなのれんには「け(毛)」の文字。取材スタッフは「怪しい......」と思わずこぼす。一体ここは何なのか。扉を開けるとなんとそこは理髪店で、屈強な男性が一人、はさみを握っていた。

ここは「山口理容店」。創業大正9年の老舗で、100年以上、葉山の地で愛されている町の理容店だ。理容師の山口太郎さんは器用にはさみを使い、深夜の店内にはちょきちょきと小気味よい音が響く。

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豪快に泡立てながらお客の頭を洗う「超高速シャンプー」は、太郎さんが日々筋トレに励むからこそできるすご技だ。「遅いときは何時まで?」と取材スタッフが尋ねると「朝の5時とかまで」と答えが返ってきた。結局この日、最後のお客が帰ったのは深夜2時前だった。

試しに昼間に訪ねてみると、なんとこの時間ものれんがかかっている。入ってみると、出迎えくれたのは太郎さんの父・昌男さんだった。理容師と美容師、両方の資格を持つ昌男さんはこの山口理容店の3代目。実はこの店、朝9時から夕方までは父が、夕方6時から深夜は息子と、親子2代が昼夜交代制で営業しているという。