「我慢させない暮らしがしたい」。女手1つで育てた息子が明かすつらい過去...漫画化された親子の愛情物語。:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

1月9日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、神奈川県内の駅前で出会った観光帰りの女性のお家について行きました。

「新百合ヶ丘」駅で声をかけたのは、まりさん(58歳)。さっそく「家、ついて行ってイイですか?」と交渉すると、「いいですよ」と即答! さっそく息子さんと愛猫が待つというお家について行くことに(取材日:2020年8月5日)。

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まりさんは、玄関のチャイムを押さずに「コンコン」とノック。すると息子のあきひろさん(35歳)と愛猫のちび太くん(8歳)が出迎えてくれました。

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玄関には、あきひろさんが高校時代に描いたという龍の絵が飾られています。お邪魔して早々に「めちゃめちゃアートな」作品に圧倒されます。

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2LDKの持ち家は、雑然と物があふれたお部屋ではありますが、どこかホッとする懐かしさが感じられます。部屋の片隅には少年漫画誌が積んであり、親子で回し読みしているんだとか。

棚には洋画のDVDが並んでいて、親子で観るそうです。まりさんいわく、「休みが重なったら、できるだけ一緒にいる」というとにかく仲良しな親子です。

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しかし、襖に目をやるとボロボロで、もはや惨劇の光景が広がっていました。ちび太くん、派手に爪とぎしてますね(笑)。「直したくても直せない」と、まりさんは苦笑い。

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勉強はあんまり好きじゃなかったというあきひろさんは「ちょっと脳に発達障がいがあって養護学校のほうに通っていた」と教えてくれました。中学校に入った頃に、「ほかのみんなが普通にできている授業で自分だけなかなか出来ない所があった」ことから、中学生の頃はいじめに遭うことも...。

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父親のまさあきさん(享年39)は、あきひろさんが3歳の頃に病気で他界。お父さんの写真を見ながら「お父さんが亡くなって30年以上経つけど、ずっとここまで育ててくれてありがとうございます」と、まりさんへ感謝の気持ちをサラっと伝えるあきひろさん。

現在、チョークを作る会社に勤めて17年目というあきひろさん。週5日勤務しているそうで、お給料の3分の1は家に入れているそうです。ちなみに会社が製造している、「お風呂の壁とかにも描けるクレヨンみたいなもの」(まりさん)で見本として描いたという絵も素敵です。

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ここで、まりさんが1冊の漫画雑誌を持ってきてくれました。あきひろさんの会社に取材に来た人の知り合いに漫画家がいて「あきひろの話を聞いた漫画家さんが、じゃあ漫画化させてくれって」...なんと、あきひろさんを主人公にした漫画が雑誌に掲載されたことがあるのだそうです。「嬉しいですね!」と、あきひろさん。