街のミドルシニア世代「ボーナスがない」「再就職先が決まらない」など不安の声が続出...”輝いて働く”ポイントを専門家がアドバイス

公開: 更新: テレ東プラス

イベントの後半は、ミドルシニアのセカンドキャリアを支援する「ビジネス代謝ラボ」の事業内容を紹介。街のミドルシニア世代に悩みを聞いたVTRを紹介しました。

「定年後、正社員じゃなくなるのでボーナスがない」(50代・サービス業)、「2カ所にオファーを出したが確定していない。(もしも決まっても)パワハラがないか不安」(60代・保険会社)、「今は契約社員。歳をとるにしたがって希望が小さくなる」(60代・サービス業)、「再雇用してもらえるが、1年契約なので実績を残していかないとダメ。転職サイトを見るが、肉体労働系が多いので厳しい」(50代・カメラマン)など、先々の不安を隠せない声が続出。

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これに対し、「ビジネス代謝ラボ」の清田さんは、「30年以上同じ会社にいて、外に出ることに関して不安を感じるのは無理のない話」と同意した上で、会社に属している間、積極的に自分が興味がある異業種の人たちと交流を図るべきだとアドバイスした。

「最近は副業を認める会社が多い。ミドルシニアもお試しで“自分がどこまでやれるのか”挑戦してみた方がいい。そうすると、自分が会社を頼れなくなった時にどうなるかということが、おぼろげながらわかってくる。(新たな事業に取り組む際)自分に必要なのは、仲間なのか、資金なのか、知識なのかがわかってくれば、前に進みやすくなる」と清田さん。
漠然とした不安や焦燥を減らすには、実際に行動を起こし、自分の立ち位置を明確にすることが大事だと進言しました。

「変なこと」を恐れず…その挑戦が明るい未来を開く

イベントの最後、太刀川さんが1つの興味深いグラフを提示しました。

tamariba_20221018_04.jpg▲流動性知能(新しいものを学習したり覚えたりする知能)、結晶性知能(長年にわたる経験や学習などから獲得する知能)を指す

太刀川さんは、「このグラフを見ると、年齢を重ねていくと共に新しいことがやれなくなることがわかる。勇気がなくなっていっている。世代的にそうなりやすい傾向にある」と分析。

「(であれば、自分であえて意識をし)“変なことをしなければいけない”。仕事に関わらず、“週末に行ったことがないところに行ってみよう”とか、“頼んだことがないメニューを頼んでみよう”とか、そういうことでいい。会社だけに頼る状況が顕著になるほど安心できなくなる。“これはやってみて良かった!”という新しい関係性が、人生に変異的にちょいちょい入ってくると、“釣りが面白いから、これでYouTubeチャンネルをやってみるか!”となるかもしれない(笑)。
ミドルシニア世代は、未知なことに対して前向きになることが必要で、さらに言うと、新しいことを始めた時、うまくいく可能性も上がるかもしれない。なぜかと言うと、それまでの経験が応用的に生きるから」とコメントし、悩めるミドルシニア世代の背中を押しました。

年を重ねるほど新たな挑戦をしなくなる…しかし、1度やってみたら明るい未来が開けるかもしれない! 今回のセッションでは、そんな前向きな意見がたくさん生まれました!

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上記の内容の一部は2022年11月6日(日)深夜2時5分~テレビ東京で放送する「田村淳のTaMaRiBa」でもご紹介予定です。
(放送日時は変更となる可能性がございます / 関東ローカルでの放送となります)
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過去のオンエアをテレビ東京公式YouTubeでも配信中です。
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今後のTaMaRiBaの取り組みにつきましては、下記のnoteでも随時発信を行ってまいります。ぜひ、併せてご覧ください。
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