<懸賞の達人>に聞く!ハガキ、ネット、Twitter...当てるコツと狙い目の懸賞

公開: 更新: テレ東プラス

電気代やガス代などの光熱費に加え、食品などの相次ぐ値上げが家計を直撃。多くの家庭が「節約にも限界が...」と頭を悩ませる中、さまざまな賞品が当たる懸賞の人気が急上昇。
家電製品の他、米や肉、野菜、お菓子、調味料などの食品が当たる懸賞は多く、当選すれば家計の救世主となるはず。

kensho_20220923_01.jpg画像素材:PIXTA

人気の賞品や、当選確率を上げるコツはあるのか? そこで「テレ東プラス」は、懸賞の達人としてメディア出演する他、懸賞情報誌『懸賞なび』の編集者でもあり、多くの懸賞情報を知るぴろりさんに話を聞いた。

懸賞で根強い人気賞品は現金・金券・食品

――今、どういった賞品の懸賞が人気なのでしょうか?

「最近に限らず、現金や金券、食品の人気は根強いです。コロナ禍になって以降、お家ごはんが増えていることもあり、さまざまな食品の値上げが話題になる前から、食品の懸賞への応募がグッと増えた印象があります。

元々、不景気になると、懸賞に応募する人が増える傾向はありました。今の状況で変化を感じるのは、例えば、生活に直結した食品への人気が高まる一方、以前は人気だった旅行や宿泊券への応募が一気に減り、そうした賞品の懸賞自体も減少しています。単に不景気なだけなら、『懸賞で当たったら、旅行に行ける!』という感じになるのですが、外出しにくい心理が強いせいでしょうね」

――懸賞を主催する側にも、影響や変化があるということですね。

「主催者も反響の少ないものよりも、多くの方に喜ばれる賞品を...と考えます。少し前だと、10万円の特別定額給付金が支給された前後は『家計応援』をテーマに、現金や金券の賞品が増えました。話題性や人気などから賞品を決める形が多いので、主催者側もトレンドを反映した賞品選びをする傾向があると思います。

旅行関係の賞品が減った一方で、懸賞人気が高まっている今は、キャンペーンで懸賞企画を実施する企業が多く、懸賞の数自体はかなり増加しました。新しいところでは、これまで懸賞は『企業が主催するもの』というのが一般的だったのが、最近は個人で懸賞を主催するケースも出てきています」

――個人でも、懸賞を主催することが可能なのですか?

「懸賞情報の発信や個人情報の取り扱いがネックだったところ、SNSで情報発信や当選者とのやり取りができるようになって、個人でも主催できる環境になりました。例えば、農家の方が野菜を賞品にしたり、個人でアクセサリー作りをしている方がプレゼント企画をしたり、さまざまです。

ただ、企業なら応募先の情報を確認できますが、個人主催には念のため注意が必要です。過去の懸賞実施実績をSNSでチェックし、当選者のお礼コメントなどから、きちんと対応をしているか確認できると思います。また、フォロワー数も、アカウントの信頼性を判断する指標の一つです。当選したら、賞品の送り先など個人情報を開示するため、信頼できる相手かどうかを応募前に確認してください」

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