<懸賞の達人>に聞く!ハガキ、ネット、Twitter...当てるコツと狙い目の懸賞

公開: 更新: テレ東プラス

――どういう種類の懸賞が、狙い目ですか?

「懸賞は大きく分けて、対象商品やサービスの購入が必要なクローズド懸賞と、商品・サービスの購入を条件にしないオープン懸賞の2種類があります。クローズド懸賞の場合、賞品の価格は購入金額の20倍が上限で、仮に、応募に必要な対象商品が500円の場合、1万円分までとなっています。オープン懸賞は2006年4月に規制が撤廃され、上限金額はありません。

オープン懸賞は誰でも気軽に応募できるので、競争率が高くなります。クローズド懸賞も、対象商品が安く手に入りやすいものだと、やはり応募者が多いです。当選確率が高いところを狙うなら、参加者が限られる、狭いポイントを探すこと。例えば、アプリの懸賞だと、応募するのはアプリ会員だけ。雑誌限定の懸賞も、着物やゴルフなど、その趣味を持つ人しか買わないもの

テレビよりはラジオのプレゼント企画、それも全国区の番組よりコミュニティFMなど、参加者が少ない条件だと当選しやすくなります。今の狙い目は、商店街などが主催する飲食店巡りや、道の駅のスタンプラリーの懸賞。そこへ行かないと参加できないため、ハードルが高くなります。その分、当選しやすいはずなので、参加できるものがあれば積極的に行ってみるといいですよ」

達人が語る当選確率を上げる極意とは

――ぴろりさんが編集者として働く『懸賞なび』では、毎月発売される雑誌以外にYouTubeや別冊本などで、当選するためのコツや裏技を発信しています。当選確率を上げる極意を教えてもらえますか?

「まずは応募条件を確認し、きちんと応募すること。例えば、ハガキ応募の場合、記載しないといけない必要事項を満たしていないと、無効になります。Twitter応募でも、フォローとリツイートが条件なのに、リツイートだけしかせず、無効になっている人もいるかと思います。せっかく応募したのに無効になるのは、もったいないですよね。

極意というか、懸賞達人たちが実践しているコツを一言で表すなら『一工夫する』ことです。懸賞は厳正な抽選で当選者が決まりますが、目に留まりやすいように工夫することで、『当選確率は上がる』という声が多いです」

kensho_20220923_02.jpg画像素材:PIXTA

――達人の皆さんは、具体的にどんな工夫をされているのですか?

「一つ目はコメント。ハガキでも、SNSや応募フォーム、メールなどのオンラインでも同様に、短くてもいいから商品やサービスについて、自分が思うことを書くようにしましょう。いいことに限らず、企業の参考になるような率直な意見が添えられていると、目に留まりやすくなります。

二つ目は、ハガキ限定ですが、懸賞業界では『デコハガキ』と呼ばれるもの。イラストを描く他、マーカーなどでカラフルに応募ハガキをデコレーションするのです。絵が苦手な人は、今の時期なら紅葉のシールを貼る、赤とオレンジの暖色系のペンで秋らしく…などで、季節感が出せます。シンプルなデコレーションでも目につきやすくなるため、懸賞好きや達人たちの間では『デコハガキは、当たる率が高い』と言う人が多いです」

応募自体を楽しんで豊かな時間を

――確かに「デコハガキ」は、ビジュアル的にパッと目に留まりますね。

「懸賞は、当たればもちろんうれしいですけど、それだけじゃないと思うんです。ハガキをデコレーションしたり、コメントを考えたりするのは、趣味っぽいというか、楽しい時間になっています。懸賞を始めて『社交的になった』という人も、かなりいるんですよ。当たっても当たらなくても、懸賞は人生を豊かにしてくれると思っています」

――懸賞で社交的に、当たらなくても、人生を豊かにしてくれる…思いもよらない発想です。

「懸賞は1人でも楽しめますが、マークを集めて応募する懸賞なら家族や友達を巻き込んで、コミュニケーションの一つにできます。当選して“お裾分け”できるのがベストですが、当たらなくても、応募賞品を知った相手が『こういうのが好きなんだね』と、会話のきっかけになるのです。

達人には、当選したら主催者にお礼状を送る人もいますが、SNSで当選報告やお礼コメントを手軽に発信できるようになりました。それを見て『自分も応募してみよう』となる人もいるし、主催企業もそうした話題を喜んで、公式アカウントが『いいね』やリツイートするなど、直接やり取りする機会が増えています。

当選するとうれしいし、その企業やブランドが好きになって、応援したくなる――懸賞の応募は『好きです。応援してます!』と伝える、推し活の要素もあると思っています。家計の助けになる面もありますが、懸賞応募そのものを楽しんで、長く、数多く参加してもらえるとうれしいです」

【ぴろり プロフィール】

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懸賞の達人として、さまざまなメディアに出演。月刊懸賞専門誌『懸賞なび』編集者として、懸賞攻略本『当てコツ』シリーズも担当。自身のブログやSNSでの懸賞情報や当選報告の他、YouTubeチャンネル『懸賞なび』でも、当選のコツや裏技、懸賞の楽しさについて発信している。

(取材・文/鍬田美穂)

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画像素材:PIXTA

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