新幹線で往復5時間!温泉街に住む学生がそこまでして通う超名門大学

公開: 更新: テレ東プラス

金曜夜8時からは、ゲストに山之内すずを迎えて、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロSP」【巨大屋敷のカラクリ金庫&マッチョ学生の遠距離通学】を放送。

「テレ東プラス」では、9月9日に放送された番組の中から、「驚きの遠距離通学 なぜそんな遠くから通っているんですか?」の内容をプレイバックします。

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遠距離通学者がいると聞き、リポーターのワタリ119がやってきたのは、東京・葛飾区の街角。こちらの湊さんが驚きの場所から通っています。

午後5時過ぎ、帰宅に同行開始! まずは10分ほど歩いて金町駅へ。常磐線の各駅停車で代々木上原方面に向かいます。揺られること9分、北千住駅で常磐線快速の品川行きに乗り換え。東京駅で降りるとのことで、「東京駅って路線多くない? どこ飛ぶかわかんなくなるよ」と不安そうなワタリ。

東京駅で乗り換えたのは、なんと新幹線! 名古屋行きの東海道新幹線こだまに乗車し、多摩川を越えて神奈川県に突入。すると、「今から課題をやります」とノートパソコンとタブレットを取り出す湊さん。新幹線の中なら電源もWi-Fiもあるため、支障なく勉強できます。

日も傾き始めた頃、小田原駅で下車。しかし、まだまだ最寄りではなく、東海道線の沼津行きに3回目の乗り換え。すでに学校を出てから2時間以上が経過していますが、「たまに嫌になる時もあります。でも、それ以上に地元が好きなんで」と語る湊さん。

夜7時半過ぎ、温泉街として知られる湯河原駅で下車。ここが湊さんの最寄り駅です。気になる定期代は、1ヵ月分で約65,000円。全て親が出してくれているそうですが、学割がきいてもこの料金ということで、「家賃じゃん!」と驚くワタリ。

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湯河原駅について、「新国立競技場も手掛けた隈研吾さんの設計事務所が作った駅舎なんですよ。足湯ならぬ手湯があります」と説明してくれる湊さん。会話の随所で地元愛があふれています。

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駅からは毎日、祖母の恵子さんの運転で自宅へ。走ること10分、ようやく自宅に到着しました。片道2時間半、往復5時間の遠距離通学です。
祖母と母と3人暮らしの湊さん。家の中には家族の表彰状がたくさん飾ってあり、その中には湊さんがとった川崎市のPR動画コンテストの表彰状も。

映像制作が趣味で、いろんな地方のPR動画を作っている湊さん。なんと3歳の頃からパソコンが好きで、小学校の時にクラスメイトのスライドショーを作ったのがきっかけで映像制作にハマったそう。現在は、構成、編集、出演とすべて一人でこなす力の入れよう。新幹線での移動時間も、動画編集に当てられるため苦ではないといいます。

学校の近くで一人暮らしをするのではなく、遠距離通学を選んだ理由について「僕は本当にここが大好きなので。近所の人みんなが家族みたいで、アットホーム。ここに残って頑張ろうかなって」と話します。「僕の作った動画で町が盛り上がっていけば」とPR動画を作るほど地元・湯河原への愛が強く、地元にいられる時間を少しでも確保したいと、遠距離通学を選んだそう。
そんな湊さんが往復5時間もかけて通う学校とは? 翌日、通学に密着することに。