東京で20坪買うのと同じ値段?サウナ、畑、トランポリン...やりたいことを詰め込んだスゴイ家の全貌

公開: 更新: テレ東プラス

金曜夜9時からは、「突撃!隣のスゴイ家」【森と温泉に癒される家&海外リゾートを造った家】(BSテレ東 出演:アンガールズ遼河はるひ)を放送!
今回は祝150回記念! 栃木県さくら市にあるスゴイ家2軒に突撃する。

「テレ東プラス」では、7月15日(金)に放送された"人生を楽しむためのスゴイ家"2軒をご紹介!

まずご紹介するのは、神奈川県横浜市にある"2世帯で楽しく暮らす工夫"が満載のスゴイ家。いったいどんな家なのでしょうか。

スゴイ家にお住まいの石川さんご一家は、総勢9人の大家族! 同居しているのは、母・久実子さんと長女・郁菜さん、2人の娘さんがいる長男・陽さんご一家の6人で、二世帯住宅。次男の亮さんご夫妻と、三男の善衛さんは近所に住んでいます。

sugoiie_20220721_01.jpg
設計したのは一級建築士の亮さん。2階に山小屋をはめ込んだような斬新な外観は、「個性的な家にしてほしい」という家族の要望を取り入れたそう。
家を建てた7年前は、お母さんとお父さん、長男長女の4人暮らしでしたが、陽さんが結婚し、やがて子どもが生まれ、お父さんが亡くなり...と、家族構成が変わった今でも、全く不満が無い造りとのこと。その秘密は...山小屋の形にありました。

玄関やリビングがあるのは2階。日本の玄関は外開きが一般的ですが、「来客を招き入れたい」という亡きお父さんの思いから、石川家の玄関は内開きになっています。

sugoiie_20220721_02.jpg
山小屋風の天井が奥へ延びるLDKは、17.9帖の大空間。こちらが家族の共有スペースで、壁の端までつながる窓からは、公園の豊かな緑が望めます。お母さんのリクエストで薪ストーブが設置されており、山小屋の雰囲気にピッタリ。

石川家には2つの棟があり、それをつなぐのがこの山小屋。家族6人で囲める大きなダイニングテーブルや、複数人で料理できる広々したキッチンなど、家族みんなが集まる憩いの場に。

sugoiie_20220721_03.jpg
キッチンの壁に沿ってL字に延びるステンレスの天板の下は、大容量の収納棚。大家族みんなの食器が収まりますが、見た目はスッキリ! シンクが2つあるため、複数人での同時調理も可能。

sugoiie_20220721_04.jpg
キッチンの隣が、長男・陽さん家族のお部屋で、広さは9畳。天井が高くロフトが付いており、ロフトの脇には緑の屋根が! 実はこちら、LDKがある山小屋の屋根。屋根を突き出し、その上の空間を取り込むことで、9畳のお部屋が床面積以上に広く感じられるのです。キッチンには天窓が付いているため、開放感もバッチリ!

sugoiie_20220721_05.jpg
長女・郁菜さんの部屋にも、天窓付きの山小屋の屋根が。陽さん家族の部屋とほぼ同じ広さですが、こちらはロフトを低めに設けています。同じ広さの部屋でもバリエーションを変えておけば、家族構成の変化にも対応しやすいそう。

sugoiie_20220721_06.jpg
1階のガレージには、亡き父・操さんが大切に乗っていた愛車「ホンダS800」が。50年以上前の車で、まさにこの家のシンボル。このガレージは、車好きだったお父さんのリクエストだそうで、シャッターがついたガレージではなく、外から見えるガラス張りに。ガレージの隣は、お父さんとお母さんの部屋になっており、窓から愛車が見える造りになっています。

開業医だったお父さんの夢は、次男・亮さんが設計した家に住むこと。そこで亮さんは、お父さんの愛車をシンボルに、山小屋が家族をつなぐ家を設計しました。お父さんがこの家で暮らしたのは亡くなるまでの4年間でしたが、とても喜んでいたそう。

sugoiie_20220721_07.jpg
1階には、お母さんがリクエストした土間スペースも。お花を生けるのが趣味なので、床の汚れが気にならない土間が欲しかったとのこと。カーテンを開けば、公園の鮮やかな緑が広がります。実はこの部屋にも、家族構成が変わってもフレキシブルに対応できる工夫がありました。その素晴らしい工夫とは...? ぜひ「ネットもテレ東」で確認してください。

家族への思いが詰まったこの家の気になる建築費は......約5,000万円。家族のリクエストを厳選してまとめ、全体の大きさを10%ほど落としたことで、コストを抑えることができたそう。ファミリーが大満足、楽しく暮らせるスゴイ家でした!