「...あんた、あの男を殺しただろう」押本はみどりに包丁を突きつけるが...:寂しい丘で狩りをする

公開: 更新: テレ東プラス

【3行まとめ】

・ドラマ「寂しい丘で狩りをする」第5話をプレイバック!
・久我が行方不明になったというニュースが流れ、押本は"みどりが久我を殺害したのではないか"と疑い、みどりを包丁で脅す
・一方のみどりは、弁護士の桂から敦子と押本の過去を聞き、「もう逃げない」と決意。しかし警察が、みどりの元を訪れ...

毎週金曜深夜1時53分からは、ドラマ「寂しい丘で狩りをする」を放送!

「テレ東プラス」では、第5話の内容をプレイバックする!

探偵の桑村みどり(倉科カナ)は、野添敦子(久保田紗友)の依頼で、7年前の強姦事件の加害者である押本忠夫(丸山智己)の出所後の動向を追っていた。みどりは、押本の復讐におびえる敦子にかつての自分を重ね、危険を顧みず調査に没頭する。
そんな中、みどりの前に元交際相手のカメラマン・久我健二郎(竹財輝之助)が現れた。久我は執拗なストーキングを繰り返し、みどりにヌード撮影を強要。もしも断ったら、久我との過去を恋人で刑事の浅野龍平(平山浩行)にバラすと脅される。
ついにみどりは久我を狩ることを決意し、海に突き落とすが、逃げるところを押本に目撃されてしまう。さらに久我の行方不明届が出され、警察が動く事態に。

一方、押本に同僚・遠山大輔(黒羽麻璃央)と食事しているのを目撃された敦子。逆恨みした押本は、車が行き交う道路に遠山を突き飛ばし、交通事故に遭わせる。さらに警察に、押本が勤務先の金を持ち逃げしたとの通報が入り、浅野は押本の行方を追うのだった。

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「...あんた、あの男を殺しただろう」

みどりの弱みを握ったと確信した押本は、みどりに包丁を突きつけ、敦子の居場所を聞き出そうとする。

「全部見てたんだよ。あの女の居場所を教えれば黙っててやる」

「なんのことですか? 私は知りません。一緒にいるところを見ただけでしょ? そんなことで脅されても、知らないものは知らない」

押本の包丁を握る手に力が入る。

「俺が証言したら、お前、どうなるか分かっているのか?」

「警察? 行けばいいでしょ。警察があなたと私のどちらを信じるか...興味あるわ」

押本がひるんだ隙をつき、包丁をなぎ払うみどり。倒れ込んだ押本が再び包丁を構えるが、そこに通りかかった通行人が悲鳴を上げる。

「クソッ!」

押本は走って逃げ、冷静にそれを尾行するみどり。

(一度狩る側に立ったら、狩り続けなければならない...)

押本は居酒屋に入り、酒をあおっていた。トイレに向かうところを見計らい、素早く入店したみどりは、さりげなく押本の隣の席に座る。そして、置きっぱなしになっている押本の上着にGPSを仕込んだ。

押本が戻ってくる前に店を出たみどりは、自分のスマホに押本の居場所が表示されているのを確認する。そして敦子が入院する病院に向かい、敦子のスマホにGPSの追跡アプリをインストールする。

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「自分の居場所を監視されてるみたいで嫌かもしれませんが、我慢してくださいね。敦子さんを守るために必要なことなんです」

「はい。さっきニュースで見たんです。久我さんって、この間みどりさんの家に来た人ですよね。行方不明って知ってましたか? 前に恋人だと言ってましたけど、違うんですよね?」

「...恋人だった、とも言いたくないかな。普通の関係じゃなかったし」

「どういうことですか?」

「何年も経ってるのに、どうして突然思い出してしまうんでしょうね。レイプされた時の記憶って...」

「!」

「二度と思い出したくないのに一瞬でフラッシュバックして、あの時に引き戻される」

「みどりさんもあの恐怖を...」

敦子は悲痛な表情でみどりの手を握り、みどりもそれに応えるように敦子を見つめる。

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