「アウターを脱いで...その美しい裸体...」久我はみどりを前に、嬉々としてシャッターを切るが...:寂しい丘で狩りをする

公開: 更新: テレ東プラス

【3行まとめ】
・ドラマ「寂しい丘で狩りをする」第4話をプレイバック!
・みどりは久我に復縁を持ち掛け、2人の思い出の埠頭へ。そこで久我に襲われたみどりは反撃に出る
・一方、みどりの婚約者で刑事の浅野は、久我とみどりの過去を調べていた。そこへ、押本が働いていたラーメン店・店主から「押本に店の金を持ち逃げされた」と連絡が入る

毎週金曜深夜1時53分からは、ドラマ「寂しい丘で狩りをする」を放送!

原作は、芥川賞作家・辻原登による同名小説。男性に傷つけられた女性2人が絶望の淵から立ち上がり、希望をつかもうと現実と向き合う姿を描いたクライムラブサスペンスだ。

「テレ東プラス」では、第4話の内容をプレイバックする!

探偵の桑村みどり(倉科カナ)は、野添敦子(久保田紗友)の依頼で、7年前の強姦事件の加害者である押本忠夫(丸山智己)の出所後の動向を追っていた。みどりは、押本の復讐に怯える敦子にかつての自分を重ね、危険を顧みず調査に没頭する。
そんな中、みどりの前に元交際相手で執拗なストーキングを繰り返すカメラマン・久我健二郎(竹財輝之助)が現れ、ヌード撮影を強要。もしも断ったら、久我との過去を恋人の浅野龍平(平山浩行)にバラすと脅される。

一方、押本に同僚・遠山大輔(黒羽麻璃央)と食事しているのを目撃された敦子。逆恨みした押本は、車が行き交う道路に遠山を突き飛ばし、交通事故に遭わせる。幸い骨折で済んだが、追い込まれた敦子は自殺未遂を図ってしまう。
「絶望の連鎖は断ち切らないといけない。あいつらが私たちを狩ろうとするなら、狩られる前に狩る」と決意したみどりは、久我に「私たち復縁しましょう」と持ちかけるのだった。

探偵事務所にて。帰り支度をするみどりに、同僚の畑中愛(祷キララ)が「もしかして、この後デートですか?」と声をかける。

「内緒です」

「刑事の彼とデートだ! 所長も結婚記念日らしいし、みんな羨ましいなぁ」

にっこり笑って愛を見送ったみどりは、事務所に一人になると、鞄から一本のペンを取り出す。それはただのペンではなく、アメリカの老舗銃器メーカーが制作している"タクティカルペン"だ。ボールペンとしての機能を備えつつ、護身用具として使うことができる。

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すると、みどりのスマホに久我から「おまたせ。もうすぐ着くよ」とメッセージが届く。
事務所の外では、押本がみどりが出てくるのを待ち構えていた。そしてみどりが久我と合流するのを見ると、さっと身を隠す。

「迎えに来てくれてありがとう」

「気にしないで。少しでも早く会いたかったから」

久我の車に乗り込むみどり。押本は慌ててタクシーに乗り、それを追う。

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(今夜全てを終わらせる...。例えどんな未来が待っていても、この男に付きまとわれる未来よりはきっと明るいはずだから)

みどりは久我の顔を見て、そう決意するのだった。