増田貴久、田中みな実ら”クセ強6人”が異種格闘技のように罵り合う!?「吉祥寺ルーザーズ」で楽しむキャスティングの妙

公開: 更新: テレ東プラス

「不動の人気タウン」である吉祥寺の駅から徒歩7分、閑静な住宅街にある一軒家に家賃2万5000円で住める...。もしもそんなおいしい話があったら? 思わず飛びついてしまう人は少なくないだろう。

新ドラマ「吉祥寺ルーザーズ」(毎週月曜夜11時6分)は、シェアハウスに集まった年代も職業も違う6人の男女がぶつかり合うシチュエーションコメディ。企画・原作を秋元康が手掛ける。

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主人公は増田貴久演じる高校教師の安彦聡...と言っても現在は停職中で、何やらワケありのよう。
田中みな実が演じる大庭桜は、元女性誌の編集長だが、結婚に失敗して離婚調停中であり、現在は無職だと開き直ったように自己紹介する。
聡にやたらと絡む秦幡多(片桐仁)は、ネクストブレイク芸人を自称する販売員。最年長65歳の池上隆二(國村隼)は、50代でリストラされた天涯孤独の男。胡桃沢翠(濱田マリ)は公務員というだけあり、一見真面目そうに見えるが...。そして、最も若い望月舞(田島芽瑠)は「キャバ嬢ですが、何か?」と、なぜか始めからケンカ腰だ。

破格の家賃に惹かれて集まったメンバーたちはみんなお金に余裕がなく、未来の明るい展望もない。それでも馬鹿にされたくなくて、虚しいマウントを取り合う...そんな様が実にコミカルにテンポよく描かれる。

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しかし、シェアハウスのルールを説明するオーナー代理の男(皆川猿時)は、彼らのプライドなど気にする様子もなく、「(入居には)より不幸な人が選ばれた。あなたがたは"負け組"なんです」ときっぱり告げる。
たしかに聡たちは、それぞれ現実生活でうまくいかない問題を抱えているが、"負け組"と言われてうれしい人はいない...。果たして彼らは、共同生活を送るうちに、見事負け組から卒業できるのだろうか。

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