ガイアが見つめた20年・・・あの主人公&現場は今:ガイアの夜明け 20周年SP

公開: 更新: テレ東プラス

ガイアはこの20年、世界70カ国以上を取材してきた。その中で最も多く取材したのが中国だ。2010年6月に放送した「若者よ 海を渡れ!~“世界基準”で戦える人材づくり~」では、中国・上海に当時、世界最大の旗艦店を出店した「ユニクロ」を取材。店長として立候補して海を渡った黒瀬友和さん(当時38歳)に密着した。黒瀬さんは銀座店の店長を務め、日本一の売り上げを達成するなどした若手のエースだ。オープンを控え、中国人スタッフを厳しく指導する黒瀬さん。しかし、ここでスタッフの不満が大爆発。採用した300人のうち60人が辞めるというピンチに陥る。

gaia_20220401_06.jpg
「日本では当たり前のことが通用しない。叱ることが多いので、認めて少しずつ指し示してみる」と黒瀬さん。自分から積極的に動いて見本を示し、スタッフの話に耳を傾け、少しずつ信頼関係を築いていく姿をカメラが捉えていた。

黒瀬さんのような努力が実を結び、「ユニクロ」の海外進出は当時の7カ国から現在は20ヵ国以上に増え、売上高は2兆円を超えるまでに成長。あれから12年…。再会した黒瀬さんに驚きの変化が! 黒瀬さんは今もなお、世界で戦っていた。

gaia_20220401_07.jpg

“再生可能エネルギー”の先駆者たち その後を追跡

「ガイア」が番組開始当初から追いかけてきたテーマの一つが「環境」。今では再生エネルギーの本命と言われる風力発電を、いち早く取材していた。

2003年6月に放送した「風と共に生きる~風力発電にかける男たち~」では、青森・鰺ヶ沢町にある「グリーンエネルギー青森」を取材。当時、事務局長だった三上亨さん(当時46歳)は24年間勤めた労働金庫を辞め、市民の出資による市民のための風車で風力発電に挑もうと奔走していた。三上さんは「出資者には2~3%のリターンがある」と住民に訴えたが苦労の連続。しかしその後も粘り強く活動した三上さんは、出資金1億円を達成した。

gaia_20220401_08.jpg
あれから19年…。日本にある発電用の風車は466基から2574基に増えたが、今やメードインジャパンで一から作る大型風車はない。海外勢の攻勢を受け、かつて取材した「三菱重工業」などのメーカーが自社生産から撤退したためだ。果たして、三上さんが人生をかけた風車は今、どうなっているのか…。

gaia_20220401_09.jpg
2011年11月に放送した「エネルギー攻防戦〜密着!孫正義の4カ月〜」では、「ソフトバンク」孫正義社長(当時)に密着。孫さんは、日本にメガソーラー=大規模太陽光発電所を10カ所作ると宣言し、800億円を投じる用意があることを表明。しかし番組が密着している期間中にメガソーラーをつくることはなかった。あれから11年…。その計画はどうなったのか、追跡取材する。

この放送が見たい方は「テレ東BIZ」へ!

PICK UP