堤司の脳裏に昨夜の情事がフラッシュバック!「実は私、体力には自信があって...」と身体を許した真由美がなぜ...?:部長と社畜の恋はもどかしい

公開: 更新: テレ東プラス

【3行まとめ】
・ドラマParavi 「部長と社畜の恋はもどかしい」第4話をプレイバック!
・真由美を食事に誘うも断られてしまい、負の妄想が止まらない堤司。一方の真由美は、堤司に彼女として認めてもらうため、自分磨きに力を入れようとしていた
・真由美は自分に合った趣味を探そうと街を歩き回るが、ナンパ男に絡まれてしまう

2月2日(水)深夜0時40分からは、ドラマParavi 「部長と社畜の恋はもどかしい」第5話を放送!

「残業女子×定時男子」仕事のやり方も考え方も全く違う2人が繰り広げる"ムズキュンが過ぎる"オフィスラブコメディー!!

「テレ東プラス」では、第4話の内容をプレイバックする!

会社の営業部に勤める"まるちゃん"こと丸山真由美(中村ゆりか)は、頼られることと仕事に生きがいを感じる残業三昧のOL。毎日きっちり定時で上がる"定時部長"こと堤司治(竹財輝之助)とは犬猿の仲だったが、酔った勢いで一夜を共にしてしまう。
堤司に恋心を抱くも、身体だけの大人の関係だとわきまえる真由美。一方の堤司は、自分たちは付き合っているものと勘違いしていた。しかし真由美はそんな思いに気付くはずもなく、堤司からの食事の誘いをあっさり断ってしまう。

「なぜだ...一体なぜなんだ...」

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自宅でひとり、頭を抱える堤司。ここは一旦状況を整理しようとパソコンを開き、真由美が食事を断った理由を次々と書き出す。

《その1、疲れていたから》...そう書くと、「そういうことか」と笑顔になる堤司。一昨日は会社の飲み会で、初めて真由美と一夜を共にした。昨夜は真由美が持ち帰った仕事を2人で片付け、その後また関係を...。

(そりゃ、さすがに疲れて......ん?)

堤司の脳裏に、昨夜のことがフラッシュバックする。深夜になってしまったにも関わらず、「実は私、体力には自信があって」と、堤司に身体を許した真由美。

(そうだ...確かにあの体力には恐れ入った。ということは、疲れていた可能性は限りなくゼロに近い)

次の可能性を考える。もしかしたら、他に予定があったのかもしれない。

(ならしょうがないな。友だちと映画でも観に行ったのかな...。いや、今日は木曜日だぞ。女子が映画に行くといったら、普通は水曜日の割引デーだろ。じゃあ相手は男? いや、まさかそんな...。じゃあ映画ではなく、誰かと食事に...一体誰と!?)

嫉妬に悶える堤司。なんとか自分を落ち着かせ、お腹が空いていなかったという可能性も考える。しかし今日の真由美は忙しく、ランチもろくに食べていないはずだ。
その後も、《洗濯物が溜まっていたから》《明日ゴミの日だから》《俺の家が居づらいから》《俺と一緒にいるのが退屈だから》など、思いつく限りの可能性を書き出してみる。時刻はすでに深夜0時。すっかり疲労困憊した堤司だが、《その23 俺が》と書いて手を止める。

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「いやいや、それはさすがにないって。丸山に限ってそんな...」

と余裕の笑みを見せるが、ふっと真顔に。

《その23 俺が、身体だけの都合のいい男だから》

そう書いて、ガーンと落ち込む堤司。

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「もしかして...そうなのか...?」

堤司が絶望しているとも知らず、帰宅した真由美は、レシピサイトを見ながら凝った料理を作っていた。普段あまり料理をしないため、手つきがおぼつかない。なんとか形になったものの、一口食べると「うーん」と顔をしかめる。

(美味しかったな、部長のごはん...)

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思い出すのは、昨夜堤司が作ってくれた野菜スープや、朝ごはんに出してくれた完璧なオムレツ。自分の料理センスのなさに深いため息をつくと、もう1人の自分が現れ、「今さら何言ってるの?」と話しかける。

「どうしたの? 急に料理なんて始めちゃって」

「それは...28歳の女性として、料理ぐらい出来ないとって」

「本当は身体だけの関係じゃなくて、堤司部長のちゃんとした彼女になりたいからでしょ? だからさっきも食事断ったんだよね。このまま行くと、都合のいい女まっしぐらだから」

「...うん」

「とりあえず、がんばるしかないか。自分磨き」

「自分磨き...。うん、そうだ。彼女になるためには、まずは自分磨き。こんなスカスカな自分じゃダメだ!」

翌朝。出勤すると、隣のデスクの後輩・三森さとみ(小野莉奈)が仕事に燃えていた。アイドルオタクで、日々オタ活に忙しいさとみ。

「三森さん、なんか今日すっごく元気だね」

「分かります? 昨日、推しの円盤が届いたんです! 何度もリピートして盛り上がっちゃって。私、なんのために働いてるかっていうと、推しのためなんですよ。推しのために稼がなくちゃ!」

張り切ってパソコンを連打するさとみに、真由美は圧倒される。別の後輩に書類を渡しに行くと、たまたまスマホの画面が目に入る。そこにはプロ仕様の自転車に乗る後輩の姿が。

「へえ、こんな趣味があったんだ」

「自転車って風を切って気持ちいいし、すっごく気分転換になるんですよ。身体も鍛えられるから健康にもいいし」

「ほーっ」

またも圧倒される真由美。すると、また別の後輩がやって来て、「1ついかがですか?」と可愛らしくラッピングされたパンを真由美に手渡す。

「これ、手作りなんです。私、パンシェルジュ目指してて」

「パン...シェルジュ?」

「ほら、ワインのソムリエみたいな。私すっごくパンが好きなので、この際極めてみようかと思って」

「ほーっ」

「先輩って何か趣味とかないんですか?」

「趣味か...」

デスクに戻り、もらったパンを一口かじる。こんなに美味しいパンを作れるなんてすごい! しかも、趣味を語る後輩たちはキラキラ輝いて見えるのだった...。

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