交際後、結婚後もやめられない?マッチングアプリ依存症の夫...その時、妻の反応は?

公開: 更新: テレ東プラス

大都会・東京で生きる女性たちのリアルな"いま"を描くParavi オリジナルドラマ「東京、愛だの、恋だの」を独占配信中!

主人公は、東京の賃貸不動産会社で働く 35 歳の女性・和田かえ(松本まりか)。10 年間付き合っている恋人・橋本達也(梶裕貴)とそろそろ結婚を考えているものの、大学時代からの男友だちとの関係に安らぎを見いだしている。

そんなかえは、10 年の恋にどのような結論を出し、男友だちとの不思議な関係に何を求めるのか? かえ同様、恋に仕事に大都会・東京で懸命に生きようとする女性たちのリアルな実情に迫りながら、それぞれの日常を優しく描くことで、見る者の共感を誘う。

SNSでは「すごく面白い。こういう脚本どう書いてるのか...興味ある」「梶さん、はまり役ですね!」「バリキャリ、 弁護士、主婦... 仕事も恋も巡り合うタイミングってとても大切。 でも、それは時に自分の意思ではどうにもならないことで...」などの声が。

「テレ東プラス」では、特別に第1話、第2話をプレイバックする!

【第1話「病めるときも、健やかなるときも」】

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東京の賃貸不動産会社で働く和田かえ(松本まりか)は、滋賀県出身の35歳。恋人の橋本達也(梶裕貴)とは10年間付き合っており、半同棲に近い間柄だ。かえは同棲のための部屋探しを提案するが、達也はあまり本気で考えていない様子だった。

この日、かえが働く不動産会社を訪れたのは、林ゆか子(大原櫻子)と首藤春明(古川雄輝)。2人は結婚後の住まいを探しており、かえは掘り出し物の物件を紹介する。しかし、ゆか子と春明は、互いにこだわるポイントが違うため、内見中に言い争いが勃発。かえは後日、違う物件を紹介することになる。

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別の日。ゆか子と春明は職場のオーナーにパーティー会場に呼ばれていた。サプライズでの婚約祝いかと期待しつつ会場に向かうと、そこで行われていたのは吉池(大倉孝二)と美由紀(板谷由夏)夫妻の"離婚式"。ウエディングケーキならぬ離婚ケーキが登場し、"最後の共同作業"として婚約指輪を鉄のハンマーで叩き割る。これから結婚しようという2人は動揺が隠せない。

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後日、結婚指輪を選ぶために宝石店やって来たゆか子と春明。結局ここでもケンカが始まり、春明は店を出て行ってしまう。次第に結婚に疑問を抱くようになったゆか子は、吉池に相談することに。離婚した理由を聞かれた吉池は、「(離婚)したくてしたわけじゃないけど...。でもまぁ(離婚)したってことはしたかったからしたわけだけど...。(初めから)離婚しようと思って結婚しないわけだからね」と話す。

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同じ頃、春明も美由紀に相談していた。仕事でも私生活でも協力しながら幸せな日々を送ってきた元夫妻。しかし、少しずつ裕福になってくると、生活が恋愛を追い越し、ケンカが増えていったという。

「僕は自分のためにすることが、相手のためになると信じていて...」

「相手のためを思ってすることが、自分のためになるのが共同生活でしょう」

2人の気持ちはすれ違い、何度も折り合いをつけようと頑張ったものの、その違いを受け入れることが出来なかった。

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「夫婦なんて、結局はどこまでいっても他人だからね。人と暮らすってことは...人を受け入れるってことは、寛容でいられるかどうかなんだよ。結局僕たちは、お互いがお互いに我慢できなかったんだと思う」

重みのある吉池の言葉を受け止め、頷くゆか子。

一方の美由紀は「離婚してからの方が彼のことをよく考えるようになった。今の方が彼のこと好きでいられる」と春明に話す。「先のことなんて誰にも分からない。直感に従って、彼女を選んだ自分を信じてあげて」と春明の背中を押し、吉池は「これからいろんなことがあるよ。いいことも悪いことも。でも、相手から目を逸らしちゃダメ。自分と同じ人なんていない。その違いを楽しまなくちゃ。頑張って楽しんで!」とゆか子を励ますのだった。

相談したことで自分の気持ちと向き合い、相手の好きな部分を再確認した2人。宝石店の前で向かい合うと、手を繋いで店に入る。

快晴の休日、再び内見に訪れたゆか子と春明。今度はインテリアの配置で揉め始め、ハラハラしながら見守るかえ。

「夫婦生活で大事なのは食事でしょ? 私はテーブルを中心に考えたいの」

「いや、テレビだって」

「テーブル!」

「テレビ!」

お互い主張を譲らないが、だんだん笑い始め、最後は大笑いに。声を合わせて「ここにします!」言われ、面食らうかえだった。

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仕事を終えたかえは、大学時代からの友人・芦谷勇作(毎熊克哉)、古沢恭子役(清水葉月)と飲みながら「なんで人間って結婚するんだろう」と呟く。既婚者の恭子は、"絶対的な味方が一人いる安心感"をメリットとして挙げる。「難しく考えないで結婚してみりゃいいじゃん。達也ともう何年よ? くっついたり別れたり」と茶化す勇作に、タイミングバッチリで「お前もな!」と返すかえ。

「ほんま仲良いよね。あんたら2人で結婚してみたらええわ」

「そんなのすぐ離婚だわ」

「間違いない」

「そう? 絶対長続きすると思うで」

「いや...」

かえが少し狼狽えた時、残業を終えた達也が店に入ってきた。達也と恭子が同級生の結婚話で盛り上がる中、目が合う勇作とかえ。

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夜も更け、4人は解散することに。恭子と勇作を見送りながら、「今日も泊まっていい?」という達也に、かえは少し間を空けて「うん」と答える。

お風呂上がりのスキンケアをするかえと、缶チューハイを飲みながらテレビを見ている達也。東京では40歳過ぎて独身でも普通だが、地元だと居場所がないかもしれない。

「東京は懐が広いから、いろんな生き方を許してくれる。そこに甘えてる人が案外多いのかもね」

という達也に、内心『それお前のことだけどな』と思うかえ。3年付き合っている彼女がいる勇作の話になると、テレビを眺めていた達也が「部屋探そうか? 一緒に暮らす部屋」と切り出す。「ちょうどいい物件見つけたんだ」とかえが答えると、達也はチューハイを飲み干してトイレへ。

ウキウキしながらテーブルを片付けていると、達也のスマホの着信音が鳴る。ディスプレイに表示されていたのは、派手な絵文字入りのメッセージ...。

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かえの手の中で空き缶がぐしゃっと潰れる。

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