【松田凌「人ではないものを演じたい」若手俳優の今後の展望とは】

――本作では高校生を演じていますが、松田さん自身の学生時代の思い出は？

青春時代は謳歌してやりきったと思っています。女の子の友だちもいましたが、男子といることの方が多かったですね。男同士だから話し合えること、遊べること、はじけることってありますよね。ちょっとしたアホらしさとかくだらなさといった男子特有のノリが好きでした。だから学生時代は、男友だちと過ごした時間が一番の思い出です。

――演じている秀平は競泳に熱中する学生ですが、何か熱中していることはありましたか？

学生時代はバスケットボールに熱中していましたね。NBAをよく見ていたし、その時期のNBAについては詳しいと思います。最近ハマっているのは芝居です。とにかく仕事ではストイックなんですけど、それ以外のときはポンコツかもしれないです（笑）。

――このところ話題作への出演が続き、俳優として活躍の場が広がっていますが、今後演じてみたい役はありますか？

やってみたい役は、映像なら猟奇的な役です。普段出会えないような人や、普通の人にはわからない概念の持ち主を演じてみたいです。また、舞台なら人ではないものを演じてみたいですね。石でも雲でも蛙でも、とにかく人ではないもので表現してみたいです。

――本作では、出演者の皆さんでエンディングテーマを担当されていますが、レコーディングなどはいかがでしたか？

すごく楽しかったです！　部活をやっていた頃に、帰り際にみんなではしゃいで歌う瞬間があったんですけど、この作品でもその延長みたいな雰囲気で楽しかったです。役として歌いながらも、自分たちの色を出しつつ収録を楽しみました。

――ありがとうございます。ドラマや舞台を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをお願いします。

この作品は一言でいうと青春ドラマです。放送は1月で真冬ですが、熱く何かを追いかけていく青年たちの成長ドラマを見て温まって欲しいですね。ラストはすごく面白いので、ぜひ最後まで見てください。また、舞台で水泳をする演出はなかなか想像できないと思います。これまでに見たことのない作品になるのではないでしょうか。ドラマを見てから舞台を見るとより楽しめると思うので、ぜひ劇場にも足を運んでください。よろしくお願いします！