『デスノート』松田役の前田公輝、“変態童貞”役に「抵抗は全く無かった」SPドラマで主演

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――弟役の志尊さんとは初共演。撮影を通じて何か印象の変化などはありましたか?

まずはジュンジュンという呼び名に慣れたのが一つの進歩です(笑)。実は顔合わせの日に、2人でカフェやご飯に行って3時間くらい一緒に過ごさせてもらいました。ジュンジュンは今年で20歳なんですけど、軸がしっかりしていてすごいですね。語彙力が高いなと感じましたし、すごく素直で気持ちを真っ直ぐぶつけてくれるんです。でも、相手の人を決して悪い気にさせない。そういうところが魅力だなと思いますし、僕もその力が欲しいなと(笑)。羨ましいですね。

――妹役の広瀬さんとは?

今はもちろん、もっと話せるようになりましたけど、アリスちゃんとは最初、スマホアプリの話くらいしかしていませんでした(笑)。ただ、その時にふと思ったのは、もしこのドラマのように、家の中で兄弟同士だけで過ごしていたらどんな感じなんだろう、ということです。例えば、一緒にいても基本的にはお互い沈黙してスマホをいじり、たまにはアプリの話もして……といった光景は、すごくリアリティがありますよね。

――『デスノート』に出演されていた半海さんとの再共演も実現。

『デスノート』では、半海さんはワタリ役で謎の多いキャラクターで、僕が松田役で刑事だったんですけど、今回は僕が何者かわからないような役なので、本当に面白いなと思います。半海さんはじめ、鈴木プロデューサーや西村了監督、スタッフのみなさん、『デスノート』チームが再集結している現場で、その巡り合わせの中に自分がいられるということがすごく嬉しいですね。

――前田さん演じる朝陽がメインとなる第3話では、ヒロインとして橋本マナミさんが出演されますが、キャスティングを伺った際の心境は?

正直「ありがとうございます!」の一言ですね(笑)。僕自身、年上の女性を魅力的に感じる部分がありますが、僕にとってはそういう女性の象徴である橋本マナミさんに、朝陽が想いを寄せる女性教授・伊藤桜役をやっていただけて、感激しました。ある朝に、リハーサルで橋本さんの胸が目の前にあるという状況を経験させていただいたのですが、もうその光景が目に焼きついてしまって一日中、僕の頭の中に所狭しと入ってくるんです。それだけの印象を与えることができる橋本さんに敬意を抱きましたし、2人でお芝居をさせていただけて光栄です。