篠田麻里子『離婚しない男』オファー時の心境を振り返る「大胆なシーンがあるなと」

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篠田麻里子『離婚しない男』オファー時の心境を振り返る「大胆なシーンがあるなと」

伊藤淳史主演の土曜ナイトドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(テレビ朝日系、毎週土曜23:30~)のNG無し質問会が最終話放送当日の3月16日、都内で行われた。壇上には主演の伊藤、ヒロインの篠田麻里子、本作の脚本を担当した鈴木おさむが登壇し、本作の撮影を振り返った。

本作は漫画家・大竹玲二による人気漫画「離婚しない男」(講談社「ヤングマガジンKC」)をドラマ化。妻の不倫に気づかぬフリをしながらも、“父親の親権獲得率わずか1割”という困難な壁に立ち向かう男の姿を描くリコン・ブラックコメディ。篠田は出演解禁後、公の場に登場するのは今回が初となった。

最終話の放送を前に篠田は「反響が大きくて、いろいろな方からメールと連絡が来ました。最初は不安もあったんですけど、ホッとしました。(話題になって)よかったって思います」と嬉しそうにコメント。大胆な演技も多かった作品だが、「今まで覚えたことのないような台詞が多くて……。『あ〜ん』とか」と照れ笑いで撮影を振り返る。

首に鈴をつける演技や振り切った演技がSNS上で話題になったことにも触れ、「鈴のシーンに関しては鈴の大きさでびっくりしました。こんな大きな鈴が売っているんだって。でも、振り切った演技の方が作品もきっと面白くなる。振り切るお芝居をすることもなかなかないので、ここはすごくチャンスだと思いました。鈴の演技ひとつとっても、自由に演じさせてくれて楽しかったです。一つひとつ作り上げていく喜びを感じました」と感想を述べる。

鈴木は篠田について、「篠田さんがこの話を受けてくれたのがこのドラマの成功につながっていると思います」と感慨深げにコメント。伊藤も「お芝居を超えたものがあって、(演技中)素になる瞬間がありました。麻里子さんなのか綾香さんなのかわからなくなりました」と篠田の熱演を絶賛する。

篠田は「大胆なシーンがあるなと思いましたけど、覚悟を決めてやろうと思っていました」と台本を最初に読んだ感想を述べる。しかし、「回が進む中、不安や葛藤もあった」と心中を明かし、「心のどこかに周りからどう思われるだろうという気持ちがあったんです。家族や子供もいるわけですし」とオファー時を振り返った。

篠田は「でも、(鈴木)おさむさんに名前を挙げてもらえて、それに応えたいという気持ちがあった。チャレンジしてみたいという気持ちもありました。でも踏み出せたのは、この役は全力で演じれる役だなって思えたから。ほどんど裸の撮影でしたけど、女性のスタッフの方がそばにいてずっと支えてくれました」と話す。

鈴木の台本に対しても篠田は「このシーンの台詞はとても言えないということがたくさんありました。今まで自分の体験してきたことも含め、言葉に詰まるってこういうことなんだと改めて体感できた気がします。言葉に出すと感情が盛り上がって涙が出る瞬間もあったけど、一歩踏み出せた気がしました」と述べ、「うちの娘は3歳。(今は見せられないけど)いつかこのドラマを見せたい。一生懸命全力でぶつかれる機会をいただけたのがすごくありがたかったんです。この作品に関しては娘にもいつか胸を張って見せたいです」と話していた。

壇上には主題歌を担当したWOLF HOWL HARMONYも出席した。

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