松井愛莉&加藤史帆&小笠原海、ファンに推してもらうために心がけていることは?『これから配信はじめます』

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松井愛莉&加藤史帆&小笠原海、ファンに推してもらうために心がけていることは?『これから配信はじめます』

“ライブ配信”を題材に、配信に集うライバーとリスナーを双方向から描いたオリジナルドラマ『これから配信はじめます』(テレ東系、毎週金曜24:52~)の放送が、3月8日よりスタートします。現代に足りていないフレンドリーなつながりを描きながら、受け身の自分から積極的に行動する自分へ、一歩進もうと思える全4話のオムニバスストーリーが展開します。

そんな本作の第1話の主人公・桂木美緒役の松井愛莉さん。第2話の主人公・脱力系ライバーかすみ役の加藤史帆さん(日向坂46)。第3話の主人公のひとり・メイク系ライバーとして人気のキラ(本名:木之本光)役の小笠原海さん(超特急)にインタビュー。作品の見どころや役作りについて、さらに「もし自由に配信できたらどんな配信をしてみたい?」などを聞いてみました。

松井愛莉、加藤史帆、小笠原海がライバー役に挑む!

――最初に作品に触れた際の印象、魅力的に感じた部分を教えてください。

松井:人とのつながりが少なくなってきている中、ライブ配信を通してつながっていくところが見どころになっています。4話通して見終わった後に、背中を押してもらえるような、優しい作品になっていると思いました。ドラマを見て、少しでもありのままの自分を好きになってもらえたら嬉しいです。

加藤:ライブ配信を題材とした現代的なドラマで、人にはそれぞれの人生があるんだなと改めて感じられる作品になっています。松井さんの言ったように、見終わった後に心が温かくなる、勇気が出るドラマになっていると思いました。

小笠原:スマホを通して行われていることが、現実にも影響を与える可能性がある、リアルと配信との行き来がとても面白い作品だと思いました。実際に配信しながら撮影するという、今までにない新しい撮影方法も新鮮で楽しかったです。それがどのように編集されて放送されるのかがすごく楽しみになりました。

――演じるキャラクターについてはいかがですか?

松井:私の演じる美緒は、本当の気持ちをなかなか言い出せない女の子。同性の親友のことが好きなのですが、18年間ずっと伝えられずにいます。ライブ配信を通してその気持ちを打ち明けるシーンがあるのですが、その時のドキドキや緊張感が皆さんにも伝わったら嬉しいなと思います。

加藤:私の演じるかすみは、とある秘密を抱えて脱力系ライバーになりました。その秘密というのが、とても人間味のあるもので、こんな素敵な役を演じられることを本当に光栄に思います。見ていて思わず「頑張れ!」と言いたくなるようなキャラクターになっているので、是非かすみを応援しながら見ていただけたらと思います。

小笠原:僕が演じる木之本光は、普段は冴えないサラリーマン。かなり前髪も重めで、眼鏡をかけていて、言ってしまえば「ダサい」部類に入る男性です。その一方で、メイクが好きだという一面もあります。かすみと出会ったことがきっかけで、メイク系ライバー・キラへと変身することになります。光とキラの姿が全く違うので、そこを楽しみにしてほしいですね。

――役との共通点はありますか?

松井:私も自分の思いを伝えるのは苦手です。なので、美緒の気持ちはすごくわかるなって。言いたいことが言えないもどかしさや苦しみにとても共感できました。

加藤:よく「脱力系だよね」と言われるので、脱力系ライバーのかすみとはそこで共通点を感じました。また、かすみは“ライバーとしてのかすみ”を作っている部分があります。私も、本当の自分とアイドル活動をしている時の自分のギャップを感じるところがあるので、そこでもかすみと重なる部分がありました。

小笠原:普段は気が弱くて頼りなさそうな光ですが、芯が強くて自分の好きなものに真っ直ぐ。僕も好きなものには一直線で、とことん追求するタイプなので、好きなものに対する情熱は似ている部分があると感じました。

――役を演じる上で意識していたことはありますか?

松井:ナチュラルに演じる、ということです。父親(桂木祐介役・池田鉄洋さん)と親友と話す日常のシーンが多いので、なるべくナチュラルに。大げさになったりしないように。気負いすぎず、リラックスした状態で演じることを心がけました。

加藤:私はこれから本格的に撮影に入っていくのですが(※取材は2月中旬)、これからしっかり役作りに入っていく段階です。脱力系ライバーの時と、そうではない時のギャップを出せるように頑張りたいと思っています。

小笠原:僕も、光とキラとのギャップを特に意識しました。キラは「美のカリスマ」なので、全力の振り切った演技で。その一方、光は弱弱しく。しかし、ただナヨナヨしているだけではない、どこか芯が強く、「自分」を持っているという部分が大切になってくると思ったので、そこをずっと意識して演じました。

――注目してほしいシーンはありますか?

松井:やはり、思いを打ち明けるシーンですね。直接本人に伝えるわけではないのですが、18年間ずっと秘めていた思いを明かすというのは、とても勇気がいることだと思うんです。親友に思いを伝えたら、もう友達じゃなくなってしまうのではないかという複雑な思いを抱えながら告白するところは、是非注目してほしいと思います。

加藤:これから撮影に入るのですが、普段は絶対に言わないような台詞や口調を話すシーンがあるので、ドキドキワクワクしています。どんな風にその台詞を表現するのか、自分でも想像がつかないので、新しい自分が開拓できそうで楽しみです。

小笠原:キラを演じる際、8つくらいのウィッグを付け替えました。メイクも変えて、すべて印象が違うものにしたので、その変化を楽しんでもらえたらと思います。

もし自由に配信できるとしたら!?

――「ライブ配信」がテーマとなっていますが、ライブ配信やライバー(配信者)に対してどのような印象を持っていましたか?

松井:ずっと一人で話し続けられるのってすごいですよね。私は話すことがあまり得意ではなく、またライブ配信もあまりやったことがないので、尊敬します。おしゃべりする方もいれば、歌を歌ったりする方もいたり、リスナーさんのリクエストに応えたり。撮影に入る前にいくつか配信を見てみたのですが、尊敬します。

加藤:私は日向坂46のメンバーや、個人でも配信することがあったので、「ライブ配信がテーマ」と聞いて「なるほど」とすんなり入ってきました。ですが、ライブ配信をテーマにした「ドラマ」なので、一体どのような作品に仕上がるのか、本当に楽しみです。

小笠原:僕も普段から自分のSNSを使って配信しているので、「ライブ配信」に対しては「活動者とリスナーをつなげる素敵なツール」だと思っていました。松井さんと同じく、出演が決まって初めて「pococha」(※ドラマで扱う配信媒体)を使ってみたのですが、想像以上に配信者とリスナーの距離が近い。これは絶対ハマる人いるだろうなと思いました。配信しているところを見に行くと、絶対に名前を呼んでくれるんですよ。

松井:それ私も感動しました。「〇〇さん、ようこそ~」とか言ってくれるんですよね。

小笠原:あれ、すごく嬉しいですよね。僕は個人的なSNSのアカウント名を「おかか」で登録しているのですが(笑)、「おかかさん初めまして!」って名前を呼ばれた時はとても嬉しかったです。

松井:ドキッとしますよね。

小笠原:そう。認識された! みたいな感動がありました。

――自由にライブ配信できるとしたら、どんなライブ配信がやりたいですか?

松井:日常生活を配信します。“THE・素”の自分を配信できたら(笑)。

加藤:私は昔から寝ることが大好きで、小さい頃は本当にずっと寝ていたらしいんですよ。寝ているか、“きこう”するか。

小笠原:きこうって?

加藤:池に落ちたり。

小笠原:あ、“奇行”ね!?(笑)。

加藤:そうなんです(笑)。あと、アイスを顔に塗ったり。それか、寝ているかのどっちか。今も寝ることが好きなのですが、かなり寝相が悪いので、自分でもどんな寝相をしているのか気になるので睡眠配信をやってみたいです。

小笠原:この後、言いづらいな~(笑)。僕が普段やっている配信ではファンの方とコミュニケーションが主なので、それこそメイクとか、料理とか、自分が何かしているところを配信できたら良いですね。え~と、じゃあ池に落ちるところを配信します!(笑)。

一同:(笑)。

――俳優・アーティストとしてファンの方に推してもらうために心がけていることはありますか?

加藤:日向坂46のライブ中、推しメンタオルを持っている方がいると、「見えてるよ」って合図のためになるべく目を合わせたり、指を差したりしています。あとは、私が一生懸命生きることで、ファンの方も「頑張ろう」となってもらえると思って、一生懸命生きるようにしています。

小笠原:僕もいろいろなアーティストさんのファンだったりするので、ファンの気持ちをわかっているつもりです。そして、アーティストが一番魅力的なのは「楽しんでいる姿」だと思っていて。なので、会場にいるメンバー・お客さん含め誰よりも自分が一番楽しんでやろうという気持ちでステージに立っています。

松井:私は2人に比べて応援してくださる方と直接会える機会が少ないのですが、やはり着飾っていない素の自分を見てほしいので、なるべく自然体にいることを心がけています。

――「一歩進もうと思えるドラマ」ということで、皆さんが一歩進んでこれからチャレンジしようと思っていることがあったら教えてください。

松井:ピラティスを習おうと思っています。今年の目標が「体力をつけること」なので、ピラティスに通って内側からキレイを目指そうかと。ピラティスって女性にすごくいいんですって。体がしなやかになるみたいで。

加藤:そうなんですか? 気になってきました。

小笠原:え、早くない?(笑)。大丈夫? オススメしたらなんでも買っちゃいそう。

加藤:そこは大丈夫だと思います(笑)。私はメイクやコスメが大好きなので、そういった美容系のお仕事がしてみたいです。実は、キラの話の台本を読んで共感する部分がたくさんありました。私もたくさんコスメを集めていますし、誰かにコスメやメイクのことをオススメしたいです。

小笠原:先ほど「いろいろなアーティストさんのファン」だと言いましたが、普段からよくライブにも通っていて。今年は海外アーティストの現地ライブに参加してみたいです。実は、自分たち(超特急)のライブ前に絶対に他のアーティストのライブを観に行くと決めています。みんながワクワクしている空気感を客席で味わってから、自分たちのライブに挑むというルーティーンがあります。海外だとノリも全然違うと思うので、その空気感を一度味わってみたいですね。

――ありがとうございました!

◆松井愛莉さま
衣装:イヤリング ¥49,500/norme(ノーム 06-6377-6711)、リング ¥4,950/loni(ロニ loni_info@auntierosa.com)、その他/スタイリスト私物
ヘアメイク:相場清志(eif)Kiyoshi Aiba(eif)

◆加藤史帆さま
衣装:キャミワンピース、ジャケット(共にBELPER)、ピアス(BIG△TIME△下北沢)
ヘアメイク:宇賀持萌

<第1話「言いたいことが言える魔法が欲しい」主演:松井愛莉>
思いを口にするのが苦手な役所職員の桂木美緒(松井)は友人の岩田千春(梶原ひかり)に秘めた想いを抱いていた。千春からあるライブ配信アプリを教えてもらった美緒は、脱力系ライバーかすみ(加藤)のライブ配信を覗き、好きな事を好きなように話している空間に戸惑いを覚えつつも羨ましさを感じ始める。

そんなある日、美緒は自分の気持ちをうまく伝える事ができず千春と喧嘩をしてしまう。自分の本心から逃げ続けていた美緒は、意を決して自らライブ配信をしてみることに……。

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