ペットからナッツアレルギーを発症!?スギ・ヒノキ花粉症の人が気を付けるべき食品も解説

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ペットからナッツアレルギーを発症!?スギ・ヒノキ花粉症の人が気を付けるべき食品も解説
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「3大食物アレルギーに変化が?」「飼っているペットの種類によって発症しやすくなる食物アレルギーがある?」この1年で新しく判明した食物アレルギー研究の最前線を、藤田医科大学 ばんたね病院 教授で日本アレルギー学会理事の矢上晶子さんが『カズレーザーと学ぶ。』(日本テレビ系、毎週火曜22:00~)内で解説。新3大食物アレルギーのほか、食物アレルギーが花粉症とも密接な関係にあることなども紹介する。

3大食物アレルギーといえば、「卵・牛乳・小麦」とされていたが、近年、ナッツ類でアレルギーを起こす患者が急増。矢上さんは小麦を抜いた「卵・牛乳・ナッツ」が新3大食物アレルギーと呼ばれるようになったと話す。

また、ナッツ類の中でも特にクルミアレルギーが増えており、2023年にはクルミが食物アレルギー義務表示対象品目の8品目に加わったそう。これは口から摂取したものに限らず、アレルギー物質が皮膚などから体内に侵入することで引き起こされる「経皮感作」によってアレルギー反応を起こすケースもあり、ハムスターを飼い、餌やりや床替えといったお世話をすることでナッツアレルギーを発症する症例も多数見受けられていると話す。

さらに矢上さんは、動物×食べ物の組み合わせで喉のかゆみなどアレルギーショックを引き起こすこともあると紹介。例えば、猫アレルギーの人が豚肉を食べたときに発症する「ポークキャット症候群」や、鶏アレルギーの人が卵・鶏肉を食べたときに発症する「バードエッグ症候群」があるとした。

加えて、花粉症が食物アレルギーの引き金になることもあとし、スギ・ヒノキ花粉症の人が気を付けるべき食品についても解説した。

上記、「新・3大食物アレルギー & 労働の2024年問題!」の詳細は、2月20日に放送の『カズレーザーと学ぶ。』で紹介されており、TVerでも期間限定で無料配信中。

次回2月27日は「花粉・食べ物・アトピー 2024年アレルギーの最新研究!」が放送される。