西島秀俊が主演を務める日曜劇場『さよならマエストロ～父と私のアパッシオナート～』（TBS系、毎週日曜21:00～）の第6話が、2月18日に放送。晴見フィルハーモニーのコンサートマスターである近藤益夫（津田寛治）の勇姿が感動を呼んだ（以下、ネタバレが含まれます）。
あおぞらホールの閉館が早まり、晴見フィルは3月末を待たずに追い出される形となってしまう。落ち込む団員たちだったが、小村二朗（西田敏行）のアイデアにより、毎年恒例の梅まつりでゲリラ的に最後のコンサートを開くことが決定。市の職員でもある森大輝（宮沢氷魚）や古谷悟史（玉山鉄二）は水面下で準備を進めていく。
コンサートの日が近づく中、コンマスでバイオリン奏者の近藤は夏目俊平（西島）に指揮者になるのが学生のときの夢だったと告げる。また、フルート奏者の倉科瑠李（新木優子）は、俊平にフルートと両親への思いを吐露。俊平は瑠李の話から、演奏会の舞台に立つ娘・響（芦田愛菜）の姿を思い浮かべていた。
様々な思いが交差する中で、コンサートの日がやってくる。俊平はステージでカルメンのハバネラを歌うはずだった瑠李に「最初に瑠李さんのフルートを聞いたときから思っていました。あなたの音色からイメージされる瑠李さんは、優しくて、とても繊細で傷つきやすい人です。だからこそ、あなたのフルートは美しい。曲を変えましょう」と曲の変更を提案。さらに、コンサートの終盤では40年前から晴見フィルに所属していた近藤に指揮棒を託す。
「近藤さん、指揮者に必要なのはなんだと思いますか。アパッシオナート、音楽への情熱です。心に溜め込んできた情熱を今この瞬間、存分に爆発させてください」という俊平の言葉に奮起した近藤は、指揮台の上で指揮棒を振り、最後のコンサートを成功させる。湧き起こる拍手喝采の中、近藤は「40年間、私たちの演奏を聞いていただき、本当にありがとうございました！」と聴衆に感謝を伝えるのだった。
全力で指揮する近藤の姿に、ネット上では「ジーンときた」「涙がこぼれる」「かっこよかった！」「泣いた」「感動的」などの声が上がっていた。
次回、第7話は2月25日に放送される。解散まで残り1か月となった晴見フィルだが、やれることがなくなってしまい、団員たちもバラバラになってしまう。なお、民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、SPインタビューなども配信中。
