『呪術廻戦』五条悟役・中村悠一オフィシャルインタビュー「シーンによっては声色を落ち着かせて…」

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『呪術廻戦』五条悟役・中村悠一オフィシャルインタビュー「シーンによっては声色を落ち着かせて…」

TVアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」(MBS/TBS系、毎週木曜23:56~)の第2期9話が9月21日(木)より放送される。オンエアを前に、五条悟役・中村悠一のオフィシャルインタビューと先行場面カット&あらすじ公開された。

『呪術廻戦』は、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載中の芥見下々による同名コミックが原作で、シリーズ累計発行部数7000万部を突破する人気作品。“呪い”がテーマとなっており、人間の負の感情から生まれた“呪霊”と、それを祓うために立ち向かう“呪術師”との戦いを描いた物語で、2020年10月から2021年3月まで放送されたTVアニメ第1期では、国内のみならず全世界で大きな反響を呼んだ。その第1期から続く物語「渋谷事変」は、10月31日のハロウィンで賑わう渋谷駅周辺を舞台に、呪術師と、呪詛師・呪霊たちがかつてない大規模な闘いが描かれる。

【五条悟役・中村悠一 オフィシャルインタビュー】

――「渋谷事変」で再び現代の五条を演じられてみての感想を教えてください。

五条らの高専時代を描いた「懐玉・玉折」を経て、現代を描く「渋谷事変」へと突入していくので、時間経過をわかりやすく演じようか、変わらず演じるべきか、悩むところではありました。実際、約10年経って、声が別人のように変わる人はあまりいないじゃないですか。結局はそこまで変えずに演じることになったのですが、シーンによっては「懐玉・玉折」の頃よりも声色を落ち着かせて、視聴者に印象付けるという手法を取ることもありました。

――第2期8話(第32話「渋谷事変」)では、漏瑚、花御、脹相との闘いがありました。このシーンを演じてみていかがでしたか。

原作では数コマで描かれているものが、アニメでは表現を拡大して見せてくれるのが『呪術廻戦』アニメシリーズの魅力の1つだと思っています。特に戦闘シーンは派手な演出やカメラワークを使って、さらに見ごたえあるものにしてくれる。中でも第2期8話(第32話)のこのシーンは強い者同士の戦いが描かれているので、それがより顕著に表れていると思いました。

アフレコの段階では映像はまだ完成していないので、監督や演出家さんの頭の中にあるイメージを伝えてもらい、テストを重ねてすり合わせていくことで、やっと「こういう完成図を意図しているんだ」とわかってくる。パズルのピースが組み合わさっていくような感覚になる収録で、面白いと思いながら演じていました。

――「渋谷事変」全体を通しての見どころはどんなところだと感じていますか。

今までは1つの戦いにフィーチャーして物語が展開していましたが、「渋谷事変」ではいろんな場所で同時に戦いが行われています。それを一つひとつしっかり見せていくので、その目まぐるしい展開が見どころになっているのではないでしょうか。

僕たちもオンエアで完成した映像が見られるのをすごく楽しみにしているんです。「渋谷事変」は辛い展開も待っていますが、とにかく見どころの詰まった物語になっているので、視聴者の皆さんにも最後まで見届けてほしいですね。

なお、民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、第25話「懐玉」、第32話「渋谷事変」が期間限定無料配信中だ。

<第33話(第2期9話)「渋谷事変 開門」あらすじ>
渋谷駅地下ホーム。一般人を盾にされながらも、漏瑚、花御、脹相を圧倒し追い詰める五条悟。

しかし、漏瑚達の狙いは、時間を稼ぎ、獄門疆により五条を封印することだった。

大量の改造人間と共に真人も参戦。

一般人を盾に五条を削ろうとする漏瑚達だったが、五条はある秘策に出る――。

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