『呪術廻戦』伏黒甚爾役・子安武人オフィシャルインタビュー!「第一印象がどう映るのかがすごく大切」

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『呪術廻戦』伏黒甚爾役・子安武人オフィシャルインタビュー!「第一印象がどう映るのかがすごく大切」

TVアニメ『呪術廻戦』第2期(MBS/TBS系、毎週木曜23:56~※TVer見逃し配信も決定)「懐玉・玉折」の4話(第28話)より、オフィシャルカットが到着。

あわせて、五条悟や夏油傑らの前に圧倒的な身体能力で立ちはだかる“術師殺し”伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)を演じる子安武人のオフィシャルインタビューが公開。難しさを感じながらも築き上げていった伏黒甚爾というキャラクターを演じてみての感想や、「懐玉・玉折」の見どころについて語ってくれた。

『呪術廻戦』は、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載中の芥見下々による同名コミックが原作で、シリーズ累計発行部数7000万部を突破する人気作品。“呪い”がテーマとなっており、人間の負の感情から生まれた“呪霊”と、それを祓うために立ち向かう“呪術師”との戦いを描いた物語で、2020年10月から2021年3月まで放送されたTVアニメ第1期では、国内のみならず全世界で大きな反響を呼んだ。第2期で描かれるのは、五条と夏油の高専時代の物語「懐玉・玉折」。劇場版にて示唆された五条と夏油の決別した過去がついに明らかとなる。

<伏黒甚爾役・子安武人 オフィシャルコメント>
――「懐玉・玉折」原作コミックや、シナリオを読まれたときの印象を教えてください。

もともと作品の人気がすごいことは知っていましたし、その中でも人気がある五条悟というキャラクターと、僕が演じる伏黒甚爾に絡みがあるというのは、大変光栄なことだと思いました。大まかに五条悟と夏油傑の高専時代の過去の物語がメインで描かれるのですが、五条がどのように最強の呪術師になっていったのかがよく分かるので、重要な役を任せていただけたなという感じです。

――自身が演じているキャラクターの印象と演じた感想を教えてください。

プロの術師殺しであり、プロのヒモでクズ男であるところが描かれているなと思いました。ですが、演じるのは非常に難しいところがありまして……。アニメは原作を知らない方もご覧になるのですよね。その中で第一印象がどう映るのかがすごく大切になるんですけど、結末が分かっていて演じるのが良いのか、それとも一つひとつ積み上げていった先のイメージが原作のようになれば良いのかは、全体を見ている監督含めアニメスタッフさん達が検討を重ねて判断していくものなんです。僕は原作を読んでいたので、どうしても先入観で、どうすればより彼の内面的なところや、人間臭いところが表現できるのかを中心に考えたんですけど、アニメではより彼のプロフェッショナルなところを見せていきたいのかなと感じました。

――とてもバランスが難しそうですね。

今回のエピソードって、どうしたって五条と夏油の話なんですよ。伏黒甚爾が主人公の話ではないことは一番のポイントなのだと思います。僕は役者なので、どうしても自分が与えられたキャラクターを中心に考えてしまって、そこを深く掘り下げたりしたくなるんですよね。でも、そこを履き違えてはいけないし、全体のバランスを見て演じなければならない。なので、彼ら2人に対して、甚爾がどう出てくるのかというところを見ていただければと思います。

――「懐玉・玉折」の見どころを教えてください。

原作のカット割りが超カッコいいんですよ。アニメーションの動画を省いた原画のような感じがするんです。アニメーションはその間を埋めていくところがあるんですけど、今回は更にカメラワークやレイアウトに工夫やアニメならではの描き方、演出をしているところもあったりするんです。なので僕も出来上がりを楽しみにしています。

――視聴者へのメッセージをお願いします。

皆さんお待ちかねの話だと思いますし、第2期から見て面白いと思った方は、『劇場版 呪術廻戦 0』と第1期を続けて見ていくことも全然できる、初心者にも優しい作りになっていると思います。「懐玉・玉折」の結末がどうなっていくのか、ぜひ見ていただければと思います。

<第28話「懐玉-肆-」あらすじ>
「帰ろう、理子ちゃん」夏油傑が天内理子に手を差し伸べたその刹那、最悪の事態が起きてしまう。呆然と立ち尽くす夏油の前に、伏黒甚爾が姿を現す。甚爾は夏油にこう告げる。「五条悟は俺が殺した」激昂した夏油は呪霊を召喚し、甚爾に畳みかけるが――。

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